参考6 国連科学諮問委員会について

国連科学諮問委員会について
(The Scientific Advisory Board of the UN Secretary-General )

1.概要

○科学と政策の結びつきを最も効果的に強化する方法について、事務総長及び国連機関の上級幹部に助言することを目的として設置。

○2012(平成24)年6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)において、潘基文国連事務総長から設立について公表、ユネスコが同諮問委員会の事務局に指名。

○同委員会の機能として、持続可能な開発のための科学に関する優先順位、この分野の最新の科学的課題、知識ギャップの特定及び特定課題の評価の必要性に関する提言や助言の取りまとめを行うこととされている。

○我が国から、黒田玲子東京理科大学教授が任命されている。

○2014(平成26)年1月、ベルリンにて第1回会議が開催。また、同年12月、パリにて第2回会議が開催。

(経緯)
2012(平成24)年
1月  国連事務総長の「全地球的持続可能性に関する上級パネル」から、事務総長に対し科学諮問委員会の設置が勧告される(報告書『強靱な人々、強靱な地球:選択の価値ある未来』(Resilient People, Resilient Planet: A Future Worth Choosing))
6月  「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)において、事務総長から科学諮問委員会設置の決定について公表。

2013(平成25)年
10月  科学諮問委員会委員のメンバー26名が公表。

2.メンバー

○持続可能性に関係する広範な科学分野から選定。(専門性、出身地域、ジェンダーバランスに配慮)
○各委員は、個人的な能力に基づいて行動し、厳格に独立的にアドバイスを行うこととされている。
○1期2年間の任期(1期の延長可)。
○1年に2回のセッションが予定。

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