資料3 G20サミット教育関連イベント「21世紀の教育政策」(結果報告)

 国際的な教育対話の機運が高まる中、日本が2019年G20議長国となる機会を捉え、教育分野における国際協力を推進するとともに、国際的に共通化・ボーダレス化する教育課題に対応するための教育改革や、教育政策立案に資することを目的として、公開セミナー等を実施した。

◆公開セミナー◆

 急速な技術の発展に伴う社会の変化に対応できる人材育成が求められる中、これからの時代に目指すべき教育政策の在り方とそれに向けた国際協力の重要性を共有するために開催した。
また、第2部は、「持続可能な開発のための教育(ESD)」に関する2020年から2030年までの新たな国際枠組み「持続可能な開発のための教育:SDGs達成に向けて(ESD for 2030)」(2019年11月の第40回ユネスコ総会にて採択予定)の立ち上げ直前記念イベントとして開催したものである。

日時

令和元年9月5日(木曜日)10時00分~17時40分

会場

国連大学 ウ・タント国際会議場

主催

文部科学省

共催

OECD、UNESCO、国連大学

主な内容

第1部 Education for Innovation

  • 基調講演(アンドレアス・シュライヒャーOECD教育・スキル局長兼事務総長教育政策特別顧問)
  • 発表(福井県立若狭高等学校、福島県立ふたば未来学園)
  • 対談(工藤勇一千代田区立麹町中学校長、平川理恵広島県教育長)

第2部 Education for Sustainable Development for 2030

  • 挨拶・発表(安西祐一郎日本ユネスコ国内委員会会長)
  • 基調講演(ステファニア・ジャンニーニユネスコ教育担当事務局長補)
  • 発表(重松雅治麗澤中学・高等学校教務部副部長国際担当、伊東裕ANAホールディングス株式会社取締役常務執行役員、カトリン・ハンケンドイツ連邦教育・研究省ESD課長、エリー・リカルド・ヌルザルインドネシア研究技術高等教育省企画局長)

第3部 パネル・セッション~これからの社会に必要なこと~

  • フランシスコ・ミゲンズ=カンポスアルゼンチン教育省国際協力課長
  • トゥルキ・アバララサウジアラビア教育省教育大臣顧問
  • アンドレアス・シュライヒャーOECD教育・スキル局長
  • ステファニア・ジャンニーニユネスコ教育担当事務局長補
  • 鈴木寛東京大学/慶應大学教授


※全体を通しての司会は、平野啓子日本ユネスコ国内委員会広報大使が担当。

◆G20関係者による学校視察◆

 イベントに合わせて来日するG20関係者に向けて、日本の学校現場における取組を視察し、日本における教育実践への理解を深めていただくため、横浜市立の学校への訪問を実施した。

日時

令和元年9月6日(金曜日)10時00~15時30分

訪問先

横浜市立みなとみらい本町小学校
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校

主催

文部科学省

協力

横浜市教育委員会

主な内容

授業見学、ポスターセッション、施設見学、生徒との意見交換 等



(G20関係者と横浜サイエンスフロンティア高校関係者)

お問合せ先

国際統括官付