資料1-10 「持続可能な開発のための教育:SDGs達成に向けて(ESD for 2030)」国内実施計画(期間:2020年~2030年)の策定について(案)

令和元年5月24日
文部科学省・環境省

GAP(ESDに関するグローバル・アクション・プログラム)において国内実施計画を策定したことから、GAP後継枠組「ESD for 2030」においても、国内実施計画を策定したい。

<国内実施計画策定の目的>

我が国においては、ESDに関する国際的な動きに対応して、2016年にGAP国内実施計画を策定し、国内でのESDの浸透と取組の充実を図ってきた。国内実施計画に基づく取組は国際的な議論の中でも高く評価され、GAP後継枠組としての「ESD for 2030」策定への後押しともなったところである。
こうした成果を踏まえ、「ESD for 2030」についても国内実施計画を策定し、国内におけるさらなる取組の活性化を促すとともに、ESD提案国として計画の内容を積極的に発信し、国内外におけるESDの充実を図る。

<国内実施計画の柱(イメージ)>

○ 目標:
ESD活動は全SDGs達成に持続可能な社会の担い手育成の観点から貢献する。ESDは教育に係るSDG4のターゲット4.7の重要項目であり、他の全てのSDGs達成のための鍵となる。

○ 日本に求められる取組:
以下の5つの優先行動分野における取組を強化する。
・ 政策支援
・ 機関包括型アプローチ
・ 教育者
・ ユース
・ 地域コミュニティ

○ 5つの優先行動分野のネットワーク間の協力強化:
上記の5つの優先行動分野について、関係省庁間や実施者間の連携を強化する。
その際、各地域が自立・分散型社会を形成し、地域資源等を補完し支え合う「地域循環共生圏」の理念も踏まえつつ、多様なステークホルダーの参画と連携により、分野間の相互関連及び協働を図りながら我が国の諸課題や地域創生に貢献する横断的・総合的なESDの推進体制を構築する。

<スケジュール(予定)>

2019年5月~2020年3月       GAP国内実施計画レビューに係る関連作業等
2020年4月~2021年3月       ESD for 2030国内実施計画策定に係る関連作業等
                      (ESD円卓会議、パブリックコメント、ESD関係省庁連絡会議等)
                      ※GAP国内実施計画レビュー結果を踏まえて
 

お問合せ先

国際統括官付