資料1-3 AIと教育に関する国際会議について(結果概要)

令和元年5月
国際統括官付  

(1)期間・場所:令和元年5月16日(木曜日)~18日(土曜日)、北京(中国)

(2)目的:SDG4(教育)の達成に向けたAIの役割等について、各加盟国の担当大臣が 自国の政策を発表し、他国の担当大臣と意見交換する場の提供。

(3)テーマ:AI時代における教育の計画:急激な変化を導く

(4)参加者: 100か国以上からのユネスコ加盟国、国連機関、アカデミア、産業界より約500名(閣僚級50名を含む)
※ 主催は、ユネスコ及び中国政府。
※ 開会では、中国教育大臣、ユネスコ教育担当事務局長補等が出席。
※ 文部科学省からは、菱山サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官他が出席。
※ 会議では、SDG4及び教育における情報技術(ICT)特に人工知能(AI)の革新的適用に焦点をおいた政策及び戦略について議論。

(5)成果文書の採択
○ SDG4(教育)で定められた達成目標への関与が再確認された。 
○ AIがもたらす教育関連の機会や課題に対応して、ユネスコ加盟国の政府等での検討が推奨される項目として、以下の事項が挙げられた。

  •  教育政策におけるAIの計画
  •  教育管理・提供のためのAI
  •  指導及び教員の向上のためのAI
  •  学習及び学習評価のためのAI
  •  AI時代における人生と仕事のための価値及びスキルの開発
  • ​ 万民のための生涯学習の機会の提供のためのAI
  •  教育における公平で包摂的なAIの活用の促進
  •  ジェンダーに公平なAI及び男女平等のためのAI
  •  教育データ及びアルゴリズムの倫理的で透明性のある監査可能な活用の保証
  •  モニタリング、評価、研究

(6)我が国のインプット等
○ 会議プログラム中の「大臣フォーラム」冒頭において、菱山サイバーセキュリティ・政策立案総括審議官より、「AI時代における教育」と題して、Society5.0、日本のAI戦略案、人材育成に関する取組、目指すべき次世代の学校・教育現場のイメージ、先端技術の効果的な活用の在り方等について発表。我が国の戦略的な取組を紹介し国際場裡におけるプレゼンスを示すとともに、我が国の目指す方向性が国際通用性も高いことを再確認する貴重な機会となった。

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