教委136-1-3 『持続可能な開発のための教育(ESD)推進の手引』の改訂について

1.『ESD推進の手引』概要

○ESDを各教科、総合的な学習の時間等において具体的にどのように実践すればよいのかや、その準備の進め方等のイメージを示す手引の作成について提言を受け、ESDに関する研修を企画・実施する担当指導主事又は学校管理職を対象とした「ESD推進の手引」を作成したもの。

(内容)
○地球規模の問題解決のみならず、環境、社会、経済、文化の関係性を考慮した総合的な取組を通じて、持続可能な社会の担い手を育てる教育が求められている旨を明記
○優良事例に基づき、ESDに取り組む上でのポイントとなる点をSTEP1~5にわけて解説。
○ESDに関する研修プログラムのモデル、初歩的な疑問点についてQ&Aで記載、関係用語集やリンク集を掲載。

2.今回改訂の趣旨

日本ユネスコ国内委員会教育小委員会として発出した「今日よりいいアースへの学び 持続可能な開発のための教育(ESD)の更なる推進に向けて~学校等でESDを実践されている皆様へ~」及び、昨今のユネスコ本部におけるユネスコスクール制度改革を踏まえ、以下について内容を追記。
(1)持続可能な開発目標(SDGs)との関係
-SDGsにおける教育、ESDの重要性(pp.5-7)
-SDGsを活用したESDの実践事例(pp.36-38)
(2)新しい学習指導要領とESDの関係
-新しい学習指導要領全体の基盤となる理念であるESD(pp.7-8)
(3)ユネスコスクールについてのアップデート
-申請方法の変更について(pp.39-42)
(4)より実際のカリキュラム・マネジメントプロセスに近い形にSTEP1~5を並び替え
1.校長の学校経営方針とESDの目標  2.学習計画(及び指導案)の作成と実践  5.→3.学校運営(ホールスクールアプローチの展開)  
4.地域や大学・企業との連携 3.→5.発信と振り返り

3.今後の予定

平成30年2月中   有識者の皆様からの御意見の聴取(2月23日めど〆)
平成30年3月初旬  御意見の取りまとめ、最終版の完成

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国際統括官付