資料1-4 GAP(ESDのためのグローバル・アクション・プログラム)後のポジションペーパー 日本として強調すべき意見(案)


 1.ESD、SDGs、GAP後継枠組
  • 地球規模課題を自分のこととして捉え、その解決に向けて自分で考え行動を起こす力を身につけるための教育であるESDは、持続可能な社会づくりの担い手を育む上で重要。
  • ESDはGAP後継枠組においても変わるものではない、継続性のあるもの。
  • ESDは持続可能な社会の担い手づくりを通じて、持続可能な世界を実現するための17全ての目標(SDGs)の達成に貢献するもの。
 2.地域・コミュニティにおけるESDの役割
  • SDGsを達成し、持続可能な社会を実現するためには、地域が持続可能である必要がある。
  • 持続可能な地域を形成するためには、多様な主体によるパートナーシップのもと、自然との共生を軸とした地域にある資源の適切な循環による自立分散型の社会づくりを通じた環境・経済・社会の統合的向上を図る地域循環共生圏の構築に向けた取組が不可欠。
  • そのためには、ESDを通じて社会を構成するあらゆる主体において持続可能な社会の担い手を育成していくことが必要。
  • 公教育における取組だけでなく、様々な学習コミュニティとの連携によるノンフォーマル・インフォーマル教育におけるESDの推進など
 3.新たな指導方法や学習内容の革新と教員養成
  • アクティブラーニング、問題解決型の学習、ICTやAIを活用した教育コンテンツの開発やプラットフォームの形成、STEM教育、革新的な指導が可能な教員養成
  • 教員養成のしくみの構築と教育実践及びノウハウの共有
 4.包摂的な世界の実現に向けた取組
  • 経済発展と持続可能な発展、環境、生産と消費、貧困と格差、非暴力といじめ、ジェンダー、LGBTなど
 5.ESDへの理解向上
  • グッドプラクティスの収集及び発信、ネットワーキング及び日本/ユネスコESD賞の継続など
 6.外部資金の獲得への努力
  • 官民連携、世界銀行やアジア開発銀行など資金調達のための組織との連携
  • 草の根レベルの活動に対する資金援助
 7.モニタリングとPDCAサイクル
  • GAPの反省を踏まえて、2030年にSDGターゲット4.7の目標を確実に達成すること

お問合せ先

国際統括官付