令和7年6月4日(水曜日)17時00分~18時00分
オンライン
(委員)
小林委員長、谷垣副委員長、五十嵐委員、大原委員、川上委員、川端委員、佐藤委員、小路委員、菅原委員、田代委員、長澤委員、中村委員、橋本委員、本多委員、門田委員、吉田委員
(事務局)
北山日本ユネスコ国内委員会事務総長(文部科学省国際統括官)、その他関係官
○冒頭、北山文部科学省国際統括官より挨拶があった。その中では、日本のユネスコ加盟75周年に向けて、ユネスコ登録事業間の連携促進及び国内におけるユネスコ活動のビジビリティ向上のための情報発信の2点をユース世代に期待している旨の発言があった。
○議題1.委員の自己紹介
本日出席の委員より、以下のとおり自己紹介があった。
【五十嵐委員】 科学ワーキンググループで活動しています五十嵐薫と申します。私は当委員会を今年度で3年目になります。科学ワーキンググループは昨年度から引き継ぎが私だけというところで、全体を引っ張っていきながら頑張りたいと思っております。
普段は新潟県の長岡技術科学大学大学院の修士2年生をやっておりまして、今はユネスコとは全く関係ない微生物の基礎的な研究をしております。今年度から科学ワーキンググループには専門的な委員がかなり入っていただけたので、より活発的な活動ができると期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。
【大原委員】大原瑞萌と申します。私は昨年度から教育ワーキンググループで活動しています。現在は岡山大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程に在学しながら、ユネスコ研修プログラムでパリにあるユネスコ本部のESD課で研修を行っています。本日もパリから出席しているのですが、研修期間が今月末までということもあり、来月以降は日本国内から委員会内での役割を果たしながら、よりよい活動につなげていければと思っております。よろしくお願いいたします。
【川上委員】 川上寛人と申します。よろしくお願いいたします。設立当初から教育ワーキンググループで活動させてもらっており、去年度からは広報面で携わらせていただいています。普段は岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワークという団体で代表をしております。そこではユネスコスクールに所属する高校生を一堂に集めて、実践交流会や事前学習会を行っています。ユネスコやESDについて学ぶほか、フェアトレードなどの題材を1つ設けて学ぶ会を開いています。今年度も実施してまいります。
ずっと岡山県のユネスコ活動に携わる中で広報面が弱いと感じていました。初年度から委員として携わらせていただいているので、今年度も広報面で携わらせていただけたらと考えております。よろしくお願いいたします。
【川端委員】 皆さん初めまして、川端優木と申します。どうぞよろしくお願いします。私は今、秋田県にある国際教養大学の3年生として勉強していますが、現在は交換留学制度を使って、北極圏にあるフィンランドのラップランド大学で1年間留学をしており、教育を通じた地域開発学について専門に学んでいます。今年度はフィンランドからの参加にはなります。ヨーロッパではユースの取り組みや、教育活動が、すごく盛んなことをこちらに来て肌で感じているので、現地で学んだことをインプットしたり、アウトプットしたり、この委員会の取り組みでうまく活用して、今年度の有意義な取組に生かしていけたらと思っています。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
【小林委員長】 次世代ユネスコ国内委員会の委員長を務めております小林真緒⼦と申します。委員会では教育ワーキンググループに所属しております。普段は一般社団法人アンカーという教育系の非営利団体において、大学生が中高生の探究的な学びをサポートするというような授業をやっております。
また同時に、東京科学大学環境・社会理工学院の修士課程に所属しておりまして、アンカーの授業を対象に大学生と高校生といった近い世代間の学び合いについて研究活動をしております。こういった活動が非常に委員会の活動とも親和性が高いと感じておりますので、引き続き委員会の活動と結びつけながら活動をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
【佐藤委員】 文化ワーキンググループで活動しております佐藤世壱と申します。現在、慶應義塾大学総合政策学部に在籍しており、ユネスコ食文化創造都市に認定されている大分県臼杵市出身です。今年度は、大分県臼杵市をフィールドとした食文化創造都市の事業に関わっていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【小路委員】 ⼩路楓です。委員としては3年目になります。ワーキンググループは教育のワーキンググループに所属しておりまして、姫路市在住です。普段はNPO法人のスタッフとして近畿地方ESD活動支援センターでコーディネーターをしています。仕事でもESDをキーワードに人つなぎや企画をしています。次世代委員会のメンバーは日本各地、世界各地にいるので、今年度も楽しく活動できればと思います。よろしくお願いします。
【菅原委員】 文化ワーキンググループに所属している菅原彩華と申します。私は2年目の参加になります。普段は東京で研究員として働いています。出身が山形県の鶴岡市で、佐藤さんと同じユネスコ食文化創造都市に加盟しているところになります。
普段から鶴岡と東京を行き来しており、かなり担当者と密に連携をとっているので、そういったところを生かしながら今年度も活動できればと思います。よろしくお願いいたします。
【田代委員】 皆様初めまして、⽥代成香と申します。私は、今年度からこの委員として活動させていただくことになりました。普段は公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターにて、教職員の国際交流ですとか、高校生向けの国際共同学習事業などを担当しております。私自身、学生時代に文化財や世界遺産の勉強をしておりましたので、今年度より文化ワーキンググループの一員として活動させていただくことを非常に楽しみにしております。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
【谷垣副委員長】 谷垣徹でございます。本業では、奈良県にあります中高一貫校、奈良県立青翔中学校・高等学校で英語科の教員として勤務しております。本校は、スーパーサイエンスハイスクール科学技術人材育成重点枠の指定校でして、国際科学教育の推進発展に努めております。ユネスコ活動に関するバックグラウンドとしては、2014年にユネスコスクールである奈良教育大学に入学しまして、ユネスコクラブに所属し、ESD、ユネスコに関する活動を継続してまいりました。大学を卒業した後も、10年、ESD、ユネスコ関係の活動を続けているところです。本委員会では、昨年度加入いたしまして、教育ワーキンググループで活動してまいりました。
昨年度はユースフォーラムの代表として、今年度は委員会全体の副委員長として、また新たな立場として頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
【長澤委員】 皆さんこんにちは。政策研究大学院大学の修士課程に所属をしております長澤パティ明寿と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。私自身は高校時代に出身地の山形県山形市が映画分野でユネスコ創造都市(UCCN)に加盟をしたということを契機に、本格的にこのユネスコ活動に関わるようになりました。
本委員会は初年度から参加をしておりまして、今年で5年目になります。今年度はスペインのバルセロナで開かれますMONDIACULT 2025の国際会議に参加をいたします。また、先程国際統括官からユネスコスクールとの連携ということがありましたが、実際に我々次世代委員会がユネスコスクールで授業企画をするという活動も調整を進めているところであります。引き続き文化とそれから平和、創造都市といったテーマを軸に、この委員会を活性化していければと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【中村委員】 初めまして、中村心寧です。横浜国立大学大学院の修士2年生で、生物多様性保全、特に環境教育を専門としています。次世代委員会では科学ワーキンググループに所属していて、今年初めて入りました。現在はユネスコ本部のMAB事務局でインターンをしており、MABユースとして、MABプログラムに関わる若者を増やすための取り組みに携わっています。
先週もMAB事務局主催の日本の若者向けにMABについて説明するオンラインイベントを開催しました。この委員会でも、日本でユネスコエコパークに関わる若者の裾野を広げる活動をしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
【橋本委員】 京都⼤学⼤学院農学研究科博⼠前期課程2年の橋本武龍と申します。自分自身のバックグラウンドは福島県の農家出身でして、9歳の時の食糧不足を契機に、食料の大切さ、農業の大切さというものを実感しまして、今は農業経済学を専攻しております。
昨年度は、農水省の方々とG7 農業大臣会合に参加させていただいたり、現状はJICAのプロジェクトの専門家として米の生産のプロジェクトに携わっております。このような知見を生かしながら、今、ユネスコ創造都市であり、創造農村である丹波篠山や臼杵市などの都市のプロジェクトに積極的に参画して、よりよいユネスコの活動につなげていければと感じております。どうぞよろしくお願いいたします。
【本多委員】 本年度から科学ワーキンググループで活動しております、本多うららと申します。現在、金沢大学の電子情報通信学類3年生で情報通信を専攻しています。情報セキュリティやプログラミングなどを学んでおります。1年次からドイツのユネスコエコパーク文化交流プログラムに参加したり、日本では外務省主催の日韓みらいファクトリーフォーラムや内閣府の日韓青年親善交流の集いなどに参加しており、現在では日韓次世代交流団の一員として、今後の日韓関係を担う若い世代の交流活動にも取り組んでおります。よろしくお願いします。
【門田委員】今年度から承りました門田朔と申します。現在は愛媛大学社会共創学部に所属しております。また、白山ユネスコエコパークの研究員としても所属しております。MABやユネスコエコパークに関する研究を専門に行っておりまして、金沢大学をはじめとしてドイツの大学の研究の方や学者の方と一緒に共同研究などを行っております。
今後もこの委員会を通してユネスコエコパークを国内で盛り上げていけたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【吉田委員】 吉田夏希と申します。よろしくお願いします。私は今年度から科学ワーキンググループで活動させていただいております。普段は、大阪大学大学院医学系研究科の博士課程に所属しており、またユネスコ研修プログラムにも参加していて、現在はパリ本部のスポーツ課で研修をさせていただいております。
専門はスポーツや医科学の分野です。心身への健康につながるようなスポーツや、体を動かすこと、スポーツで起こる怪我のメカニズムを解析するような研究を行っています。スポーツは他世代からの関心があり、様々な分野との親和性が高い分野ですので、うまく融合させることでユネスコ活動のより広い活動に寄与できたらと考えております。
また、パリ本部で得た人脈を活かして、日本のユースに多くの機会を提供できるような活動ができればと思っております。よろしくお願いします。
○議題2.令和6年度の取組結果について
令和6年度の取組結果について、資料1に基づき谷垣副委員長から説明を行った。
○議題3.令和7年度の活動の方向性について
令和7年度の活動の方向性ついて、資料2に基づき、小林委員長、小路委員(教育ワーキンググループ)、五十嵐委員(科学ワーキンググループ)、佐藤委員(文化ワーキンググループ)から説明を行った。
<質疑応答>
北山国際統括官より、地域で活動する際には、それぞれ地域にあるユネスコ協会との情報共有や連携を進めること、また、国内外の会議やイベントに参加をした際は、アトラクティブな情報発信をしていただきたい旨の発言があった。
小林委員長より、日本ユネスコ協会連盟に勤めているメンバーを中心に地域のユネスコ協会との連携をより図っていく旨、また、国際会議等の場に参加した際は、昨年度と同様にユースノートでの発信を行うことに加え、経験を直接本人が発表したり、他のユースと意見交換するような場を積極的に作っていきたい旨を応答した。
また、長澤委員より、昨年度の文化ワーキンググループでの活動では、旭川ユネスコ協会との連携があった旨の紹介があった。
―― 了 ――
国際統括官付