第14回ユネスコスクール全国大会(ESD研究大会)の開催について

令和4年12月9日

 文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会は、「第14回ユネスコスクール全国大会/持続可能な開発のための教育(ESD)研究大会」を開催します。
 本大会は対面参加及びWEB配信を併用したハイブリッド形式にて開催予定です。
 学校教育においても大きなテーマとなっているSDGs。持続可能な社会の創り手の育成に、学校は、ユネスコスクールはどのように貢献するのか。また、家庭、地域などといかに連携するのか。
 今年度から実施されているユネスコスクール定期レビュー、今大会に先駆けて実施されている地方ブロック大会の成果、教育現場の具体的な取組などをもとに展望します。

1.開催概要

日時

令和5年1月22日(日曜日)09時30分~17時00分(予定)

場所

ハイブリッド開催(会場:渋谷教育学園渋谷中学高等学校(東京都渋谷区渋谷1丁目21-18)及びWEB配信)

テーマ

「子どもの未来、教師の未来、学校の未来―SDGsを目指した学校教育・学習活動を探る」

主催

文部科学省、日本ユネスコ国内委員会

対象

ユネスコスクール関係者(教職員)、一般幼小中高校等教員、教育行政関係者(教育委員会等)、教育研究等関係者(大学、研究所等)、教員志望者(教職課程の学生等)、ユネスコ活動関係者、その他SDGs達成に向けた人材育成やESDに関心のあるステークホルダー (企業、報道関係者、NPO・NGO 等)

内容

時間 プログラム
09時00分-09時30分 開場/受付
09時30分-09時40分 開会挨拶
09時40分-10時00分 ユネスコスクールとしての取組事例を生徒が紹介
 ◆発表:渋谷教育学園渋谷中学高等学校
10時00分-10時20分 文部科学省による施策説明
10時30分-12時00分 パネルディスカッション
「SDGsを目指した学校教育・学習活動を探る~ユネスコスクールレビューより」
 ◆司会進行
  望月 浩明(かながわユネスコスクールネットワーク事務局長)
 ◆総括
  永田 佳之(聖心女子大学教授) / 石丸 哲史(福岡教育大学教授) 
 ◆発表
  ユネスコスクール(小学校・中学校・高等学校)からの発表
12時10分-13時10分 ランチョンセミナー
 ◆企業が行う教育支援や社会貢献に関する情報提供
13時10分-13時30分 休憩
13時30分-14時45分 ポスター発表
 ◆ユネスコスクールとしてのESDの取組内容および成果を共有します。
 ◆発表
  会場発表(質疑応答あり)/オンライン発表(質疑応答なし)
15時00分-16時30分 研究協議会 ※(ⅰ)~(ⅲ)のうち、参加希望を一つお選びください

(ⅰ)平和・国際理解をめざす
 ◆司会:関田 一彦(創価大学教授)
 ◆発表:
  ・大阪・関西ユネスコスクールネットワーク(ASPnet)
  ・宮崎学園中学校・高等学校

(ⅱ)学び方を学びながら目指す知(協働・探究活動)
 ◆司会:伊井 直比呂(大阪公立大学教授)
 ◆発表
  ・福島県只見町教育委員会
  ・埼玉県久喜市立久喜小学校

(ⅲ)誰一人取り残さない学び(社会的課題の解決)
 ◆司会:市瀬 智紀(宮城教育大学教授)
 ◆発表:
  ・神奈川県横浜市立東高等学校
  ・兵庫県立川西明峰高等学校
16時45分-17時00分 ESD大賞表彰式・閉会式

2.参加申込みについて

(1)本大会は、会場参加及びWEB参加のハイブリッド形式で開催予定です。一般参加を希望される方は、下記WEBサイトから事前にお申し込みください。
・WEBサイト:http://www.jp-esd.org/conference2023/(※第14回ユネスコスクール全国大会特設サイトへリンク)

【会場参加(会場:渋谷教育学園渋谷中学高等学校、先着200名)】
 参加申込み締切り:令和4年12月26日(月曜日)

【WEB参加】
 参加申込み締切り:令和5年1月16日(月曜日)

(2)都合により、日程、プログラム内容等について、予告なく中止または変更する場合があります。

3.参考

・ESDとは

 ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
 今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。
 つまり、ESDは「持続可能な社会の創り手を育む教育」です。

・ユネスコスクールとは

 ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校です。文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールをESDの推進拠点として位置付けています。
 現在、世界182か国以上の国・地域で11,500校以上のユネスコスクールがあり、そのネットワーク活用による世界中の学校と生徒間・教師間の交流を通じ、情報や体験を分かち合うこと、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指すことを活動目的としています。
 日本国内の加盟校数は、令和元年11月時点で1,120校となり、1か国当たりの加盟校数としては、世界最大となっています。

【本件担当】

◆大会内容について:
NPO法人 日本持続発展教育推進フォーラム
ユネスコスクール全国大会事務局 担当:三枝、高木
〒104-0045 東京都中央区築地2-12-10 築地MFビル26号館5階
Tel:03-3545-3651
E-mail:info@jp-esd.org

◆大会の取材申込み、趣旨、ESD・ユネスコスクールについて:
文部科学省国際統括官付(日本ユネスコ国内委員会事務局)
ユネスコ振興推進係 担当:三島、首藤、野呂
Tel:03-5253-4111(内線2602)
E-mail:jpnatcom@mext.go.jp

お問合せ先

国際統括官付