2017年ユネスコ/日本ESD賞の国内公募の結果について

このたび、2017年ユネスコ/日本ESD賞(※1)について、日本からユネスコへ推薦する2件を決定しましたので、お知らせします。

1.推薦案件

事業名:アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト
事業概要:海外のパートナー校と平和、文化、環境など共通のテーマで、持続可能な世界を創るために出来る事について議論を行い、世界に発信するメッセージをこめた壁画を共同制作する国際共同学習プログラム。
評価のポイント:
 ・海外のパートナーとお互いについてテーマを決めて学びあい、その成果として絵を共同で制作するという文化的な側面からのアプローチはユニークである。
 ・壁画を共同制作する手法は他国・地域でも応用可能である。

事業名:地域に根差し・花咲く「北九州ESD」
事業概要:市民団体、教育機関、企業・行政などから構成されたESD推進のためのネットワーク組織による活動。1960年代の公害克服運動を起源とし、産学官民が協働し、環境、国際交流、男女共同参画など幅広い活動を実施。
評価のポイント:
 ・公害克服運動の歴史を土台にした、地域の課題に根差した形でのホールシティーアプローチである。
 ・市民団体、教育機関、企業、行政等の多様な団体を巻き込み、環境を中心として、社会、経済の側面も踏まえた多角的なアプローチにより全ての世代がESDに取り組んでいる。

※順番は受付順

2.今後のスケジュール(予定)

平成29年6月                        国際審査会
             9月                        受賞者の発表
            10月末~11月初旬    表彰式

ユネスコ/日本ESD賞について(※ユネスコのウェブサイトにリンク)


※1 ユネスコ/日本ESD賞
世界中のESDの実践者にとってより良い取組に挑戦する動機付けと、優れた取組を世界中に広めることを目的として、2015年に日本政府の財政支援により創設されたもの。
 期間:グローバル・アクション・プログラムが実施される2015年-2019年の5年間
 奨励金:1件当たり5万米ドル
 公募・選考:ユネスコ加盟国又はユネスコと公式な協力関係にあるNGOの推薦(最大3件まで)に基づき、外部有識者から成る審査会による選考を経て、ユネスコ事務局長が決定
 主な選考基準:
  (1)ESDが持続可能な開発を支える変容をもたらす教育として行われており、個人及び社会の変化につながっていること
  (2)持続可能な開発に関係する社会、経済、環境の三つの側面を統合的に取扱っていること
  (3)ESDに対するイノベーティブなアプローチを実証していること


<担当>
  文部科学省国際統括官付
   国際統括官補佐   鈴木 規子(内線2595)
   ユネスコ第二係長  森脇 奏   (内線3402)
   電話:03-5253-4111(代表)
      03-6734-2595(直通)
   FAX :03-6734-3679

お問合せ先

国際統括官付