平成25年8月22日
本年6月ユネスコ記憶遺産に登録された「御堂関白記」(みどうかんぱくき)が、現在開催されている東京国立博物館特別展「和様の書」(平成25年7月13日~9月8日)で展示されており、この関連講演会として、青柳正規文化庁長官(前日本ユネスコ国内委員会ユネスコ記憶遺産選考委員会委員長)と、島谷弘幸東京国立博物館副館長の対談が、下記のとおり行われますのでお知らせします。
現在、東京国立博物館で開催中の特別展「和様の書」(※)において、「御堂関白記」が展示されており、この機会に「ユネスコ記憶遺産」について理解を深めていただくとともに、「和様の書」のすばらしさに触れていただく。
※ 中国からもたらされた書法を日本の文化の中で独自に発展させた、日本風の書のこと。
8月27日(火曜日)13時30分~15時00分
東京国立博物館 平成館大講堂
東京国立博物館、読売新聞、NHK、NHKプロモーション
協力:日本ユネスコ国内委員会
(講師)
青柳正規(文化庁長官、前日本ユネスコ国内委員会ユネスコ記憶遺産選考委員会委員長)
島谷弘幸(東京国立博物館副館長)
(コーディネーター)
栗原祐司(国立文化財機構本部事務局長・東京国立博物館総務部長)
380名(先着順)
無料(ただし、特別展「和様の書」の観覧券が必要。半券でも可、その場合は別途、入館料が必要)
【問合せ先】 東京国立博物館 TEL: 03-5777-8600(ハローダイヤル)
取材を希望される報道関係の方は、8月26日(月曜日)15時までに、東京国立博物館広報室 TEL: 03-3822-1302 まで御連絡ください。
※講演会の撮影に関しては、講演中主催者の指定する5分間のみとし、フラッシュ・三脚の使用はお断りします。
ユネスコ記憶遺産(Memory of the World)事業は、世界の記憶として重要な文書や絵画、フィルム等のドキュメント遺産の保護と振興を目的に、平成4年にユネスコが開始した事業。平成24年3月に、日本ユネスコ国内委員会として初めてユネスコに推薦した「御堂関白記」ほか1件が、本年6月、ユネスコ記憶遺産として登録された。「御堂関白記」は、平安中期、政治家として栄華を極めた藤原道長の自筆日記で、昭和26年に国宝に指定されている(公益財団法人陽明文庫所有)。
また、このほか我が国から、平成23年5月に「山本作兵衛炭鉱記録画・記録文書」(福岡県田川市及び福岡県立大学によるユネスコへの直接推薦)がユネスコ記憶遺産に登録されている。
<担当>
文部科学省国際統括官付(日本ユネスコ国内委員会事務局)
ユネスコ協力官 堀尾 多香 (内線2585)
ユネスコ第三係長 中馬 愛 (内線2557)
電話:03-5253-4111(代表)
国際統括官付