教師と子供がつながる

2-⑦
連絡帳を書こう

校種・学年 小学校以上
活用の概要  これまで、児童生徒への連絡事項(翌日の時間割、宿題、持ち物等)の伝達は、前日までに教師が必要事項を黒板に書いておき、朝の時間のうちに児童生徒が自分の連絡帳に書くという運用を行ってきたが、1人1台のICT端末の導入を機に、クラウド上の掲示板を活用するようにした。
 板書の手間が削減されただけでなく、より効率的な情報伝達を行うことができるようになった。
準備するもの 学習支援ソフト
  • 翌日の連絡事項をクラウド上にアップ
  • ・随時追加、修正が可能
    ・いつでも閲覧可能
  • 端末を家庭に持ち帰れば連絡帳自体が不要に

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初めてクラウド上の掲示板の内容を連絡帳に書かせるときは児童生徒が戸惑わないように、手順を示しておいた。

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連絡帳に書く内容だけでなく、児童生徒へのメッセージも残せるので、板書による伝達よりも効果的である。

アドバイザーからのコメント

 これまでは、前日の放課後に教師が翌日の連絡事項を黒板に書いておき、朝の時間を使って児童生徒が連絡帳に書き写していました。当然のことながら、変更があると、朝急いで教室に行って書き直すことも…。しかし、事例のようなクラウド活用をすることで、教師はいつでも書き直すことができ、児童生徒も時間の都合に合わせて、いつでも内容を確認できるようになります。
 また、今後ICT端末を家庭に持ち帰ることになれば、連絡帳に写す作業もなくなり、掲示板の連絡事項を見て直接、宿題や明日の準備をすることになります。ICT端末の導入期の活用としてよい実践事例です。