教師と子供がつながる

2-⑪
共同編集機能で進捗を見える化

校種・学年 小学校以上
活用の概要  共同編集機能を使えば、教師は、児童生徒一人一人の考えや、学習の進捗を把握しやすい。これまでは学習課題や発問に対して思ったことや考えたことを、多くの時間をかけて発表させていた。その代わりに端末を使って考えや意見を入力させると、教師は入力された内容を一覧で確認できるため、時間を短縮することができる。
 また、児童生徒も他の児童生徒が入力している状況をリアルタイムで確認することができるので、学習活動の「足場かけ」になるなど児童生徒にとってもメリットがある。
準備するもの 表計算ソフト
  • 共有されている表計算ソフトに、児童生徒が意見を入力
  • 教師用端末から全員の意見を把握し、個別の支援や次の発問につなげる

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名前の横に、授業の課題に合わせたコメントを各自入力していく。リアルタイムに意見が反映されるので、児童生徒の実態が把握しやすい。

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一行おきに入力するようにしておくと、誤って友達の考えを消してしまうことも防ぐことができる。

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全員の意見を把握できることで、次の発問や展開を考えることにもつながる。

アドバイザーからのコメント

 共同編集機能を上手に使えば、教師がすべての児童生徒の「途中」の様子を把握でき、一人一人に合わせた指導を行いやすくなります。時間短縮にもなり、活動の質や量の確保にもつながります。児童生徒は、友達の記述を参考にすることができるので、自分の考えをさらに深めることもできるでしょう。StuDX Styleの「職員同士でつながる」事例(5-,5-)を参考に、まずは教師自身が体験してみることも大切です。