教師と子供がつながる

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ノートのデジタル化で、即時のフィードバック

校種・学年 小学校以上
活用の概要  これまでは、教師がノートを回収して児童生徒の学習成果を確認する場合、返却が翌日になるなど、即時のフィードバックを行うことが難しいことがあった。そこで、教師が文書作成ソフトでテンプレートを用意したり、学習支援ソフトの提出機能を活用したりして、まとめの段階のノートをデジタル化して児童生徒と共有するようにした。
 教師が手書き機能やコメント機能を活用し、即時のフィードバックを行った。児童生徒は、取組に対するコメントが得られることでモチベーションが高まり、より熱心に取り組むようになった。
 さらに、ノートを学級や学年で共有し児童生徒同士でも見られるようにした。児童生徒が多様な考えやまとめ方を互いに見ることができ、友達のよい取組を取り入れたり、自分のノートのとり方に気付いたりすることや、モチベーションを維持しながら学習に取り組むことにつながった。
準備するもの ・文書作成ソフト
・学習支援ソフト
  • ノートのデジタル化と共有
    即時のフィードバック
  • 児童生徒同士のノート共有
  • モチベーションの向上
    まとめる力の向上

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児童生徒が取り組んだノートはファイル共有機能で教師側でも見ることができるようにした。教師は画面でノートの内容を確認し、フィードバックを行った。

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はじめは教師が手書き機能やスタンプを使ってフィードバックを行うことで、モチベーションの向上を図った。児童生徒が慣れてくると、音声や動画を挿入するなど工夫したノートが見られるようになった。教師も文字入力と手書きを組み合わせてコメントしている。

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ノートを学級や学年で共有することで、他の児童生徒の作成物を見ることができるようにしている。他の人の考え方やノートのまとめ方を知ることができ、自分のノートへの反応も得られるため、まとめる力やモチベーションの向上につながった。

アドバイザーからのコメント

 児童生徒と教師のノートのやり取りは、回収・コメント・返却に時間がかかります。ノートをデジタル化して共有すると、教師が書き込んだコメントは即時に反映されるため、児童生徒はすぐにフィードバックを得ることができます。ここでは、まとめの段階で共有している事例として紹介していますが、実際の授業では各自が作業をする段階から共有することも多いでしょうし、もちろんそのような活用も可能です。
 また、共有したノートは児童生徒が互いに参考にしたり、コメントやアドバイスを交わしたりして、学習意欲の向上を図ることにもつなげることができます。
 ノートのデジタル化は、教師がデジタルを活用して児童生徒のモチベーションを高める効果的な方法の一つと言えるでしょう。