子供同士がつながる

3-⑬
グループで話し合ったことを記録しておこう

校種・学年 小学校以上
活用の概要  グループ内で話し合いながら、自分たちの考えをまとめていく活動を行う場合、デジタルホワイトボードソフト(クラウド上で共有化されたホワイトボードを同時編集できるもの)より、これまでもグループ活動等で使っていた小型のホワイトボードの方が、児童生徒にとって扱いやすい場合もある。
 アナログとデジタルのよさを組み合わせることにより、学習活動を効率化し、その分友達の意見と自分の意見の同じところや異なる点に気付く時間をつくることができた事例である。
準備するもの ・プレゼンテーションソフト
・カメラ機能(OS標準)
  • 話し合いながらグループの考えをホワイトボードに記入
  • 考えを書き込んだホワイトボードをカメラで撮影
  • 画像を共有化されたプレゼンテーションソフトに貼ってクラス全体で共有

画像拡大表示

話合いをしながら、グループ活動用の小型ホワイトボードに自分たちの考えを書き込んでいる様子。

画像拡大表示

端末のカメラ機能で、自分たちの考えを書き込んだホワイトボードを撮影。

画像拡大表示

撮影した画像を共有化されたスライドに貼り付ければ、簡単にクラス全体で各グループの考えを共有することができる。

アドバイザーからのコメント

 クラウド上のデジタルホワイトボードを使うより、事例の写真にあるようなグループ活動用の小型ホワイトボードの方が扱いやすい場合もあると思います。しかし、扱いやすい反面、書き込んだ内容をそのままの状態で保存しておくことには適していません。
 今回の事例のような方法をとれば、自分の手元で様々な考え方を知ることができたり、後で学習したことを振り返ることができたりと、児童生徒が見たいときにいつでも確認することができます。手元に共有された情報を基に、児童生徒一人一人がよりよい考えにつなげられるように指導を組み立てていくことも大切です。