GIGAに慣れる―使ってみよう

1-⑳
家庭でのICT端末の使い方を考えよう

校種・学年 小学校以上
活用の概要  ICT端末は家庭に持ち帰って活用することで時間的・空間的な制約を超えた学びや創造的な学びを広げることができる。一方で、家庭でICT端末を使う際には、使う時間や場所などについて児童生徒と一緒に考える場をもってから使い始める必要がある。
 事例では、端末を持ち帰る前に学校で行った指導と家庭へ向けて発信した情報を示している。学校と家庭が方向性を共有し保護者の理解を得ながらICT端末の持ち帰りを進めることで、児童生徒がICT端末の使い方を考え意識して使うようつなげていくことが大切である。
準備するもの ・ICT端末の使い方について考えるための資料
・家庭に向けた便り
  • 児童生徒の投稿に関する設定の工夫
  • 日常的な活用と継続的な指導、保護者への周知
  • 適切なコミュニケーションツールの活用

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学校が全てのルールを作って守らせるのではなく、使い方を一緒に考えるような指導が重要。

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学校と家庭が方向性を共有しながら進めるために、家庭への情報発信は欠かせない。
「端末利用に当たっての児童生徒の健康への配慮等に関する啓発リーフレット」(文部科学省 令和3年4月)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00001.html

アドバイザーからのコメント

 家庭は学校に比べて時間や場所の制約がない分、ICT端末の使い方を意識する必要があります。学校でも家庭でもICT端末の使い方を一緒に考えることで、児童生徒が意識して使うことにつながります。こうしたことは、保護者へのお便りなどで繰り返し伝えていくことが大切です。
 持ち帰ったICT端末の使い方を考えることは、これからの情報社会を生き抜くための知恵を磨くきっかけにもつながるでしょう。