GIGAに慣れる―使ってみよう

1-㉒
他人の情報の扱い方を考えよう

校種・学年 小学校3学年以上
活用の概要  インターネットの特性として、たくさんの情報を瞬時に共有できること、空間的制約を超えていつでも世界中の様々な人とつながれることなどが挙げられる。こうした特性を踏まえて新たな学びを創造することができる。
 よい面がある一方で、不用意に書き込んだ他人の情報が世界中に公開される場合があることや情報が複製されて広まったり残ったりする場合があることなど、端末を使う前に知っておくべき特性もある。
 それらを踏まえ、他人の写真を撮るときや他人の書いたものを引用する際に、それぞれの場面で他人の情報をどのように扱うのかを考える機会を折にふれて設定した。
準備するもの インターネットの特性について学ぶための資料など
  • 児童生徒の投稿に関する設定の工夫
  • 日常的な活用と継続的な指導、保護者への周知
  • 適切なコミュニケーションツールの活用

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写真や動画を撮るときには、相手に確認をしてから撮影している。

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インターネットには様々な特性があり、特性を知り、適切に活用できるようにすることが大切。

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本事例は小学校3学年以上になっているが、小学校低学年でも指導は可能。その場合は、教師が一部の約束を共通事項として伝えるなども考えられる。

アドバイザーからのコメント

 インターネットやICT端末を使わなければトラブルも起きないとする考え方もありますが、これからの社会を生きる児童生徒はインターネットやICT端末と関わりながら生きていくことになります。そのため、インターネットやICT端末を活用する様々な場面で、他人の情報の扱い方を学んでいくことが求められています。
 学校という失敗が容認される環境で、失敗しながら自分も他の人も大切にする行動を考えていくことは、児童生徒の人生において貴重な財産となるでしょう。