GIGA StuDXメールマガジン第75号(令和7年3月5日)

第75号 2025/3/5

【新着1】(新企画)校務DXを推進する自治体の取組例
 今号から3号にわたって、学校の校務DXを推進する教育委員会の取組に焦点を当てた「校務DXを推進する自治体の取組例」をご紹介します!
 ご紹介する自治体は、いずれも、「GIGAスクール構想の下での校務DXチェックリスト」に基づく自己点検結果(速報値)において、学校で積極的な校務DXの取組が見られた自治体です。
 学校の校務DXを推進する教育委員会の取組事例や教育委員会のご担当者様へのインタビューの詳細はStuDX Styleに掲載していますので、下記リンクからぜひご覧ください!

教育委員会が動けば、学校が変わる
(岡山県浅口市教育委員会)
 浅口市の公立小・中学校では、特に「学校内の連絡のデジタル化」が進んでいます。中でも、「授業研究会や校内研修等での協議におけるクラウドサービスの活用」や「教職員間の情報共有や連絡におけるクラウドサービスの活用」の項目において、「取り入れている」と回答した学校の割合が100%の結果となっています。
 学校の校務DXの取組につながる浅口市教育委員会の取組として、教育委員会主催の研修等における、クラウド環境を活用した資料共有や終了後のアンケート回収でのペーパーレス化等があげられます。教育委員会内の業務改善によって指導主事等の負担軽減を図りながら、クラウド活用の具体例を学校に示すという好循環を生み出している事例です。文部科学省が掲げる「教育DXに係る当面のKPI」を自治体としても達成すべき目標として位置づけ、校務DXを推進する根拠として取り組まれています。
 ▼浅口市教育委員会の取組の詳細
  担当者へのインタビュー記事はこちら
 https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/92.html

【新着2】特集
GIGAスクール環境と1人1台端末を活用した
授業と生活のDXと未来共創
(島根県立津和野高等学校)
 ICTの活用によって一斉授業の時間を削減し、生徒が相互に学び合える時間と環境を確保したことや、学校として教師のためのICT活用のルーブリックを作成していることなどから、他者との協働による学びの推進やICTの持てる力を十全に引き出して生徒の学びに生かそうとする学校の強い思いが感じられる事例です。
 ▼学校の取組はこちら
 https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/90.html


グループに割り当てられた漢文の解釈や、作者について調べたことを、共同編集機能を使って発表資料にまとめている様子。


生徒が朝のホームルーム活動で端末を起動すると、最初の画面に生徒用ポータルが開く。学校からの様々な情報を閲覧することができる。

【新着3】特集
遠隔合同授業で子供と教師のウェルビーイングの実現を目指す
(鹿児島県垂水市立松ケ崎小学校)
 1人1台端末とクラウド環境の活用による遠隔合同授業を行うことで、複数の学校間での意見交流が促進され、特に少人数の学校の子供にとって、多様な考え方に触れたり学習の幅を広げたりすることを可能とした事例です。
 ▼学校の取組はこちら
 https://www.mext.go.jp/studxstyle/special/91.html


複式学級の単式化授業


【お知らせ】(文部科学省)
■リーディングDXスクール事業 第6回公開学習会(3月10日)のご案内
 「リーディングDXスクール事業 公開学習会」は、1人1台端末とクラウド環境(教育DX)について学べるオンラインイベントです。
 地域や校種を超えて様々な取組を参考にし、学校での端末の「普段使い」による教育活動の更なる推進にお役立てください。
 リーディングDXスクール事業に参加する事業指定校以外の学校の先生方も参加可能ですので、ぜひ積極的にご参加ください!
 日時 :令和7年3月10日(月)15:30~16:30
 テーマ:
  これからのGIGA!デジタル学習基盤をどう生かす!?教師の指導、どう変える?
  ~クラウドで可視化される学習状況の把握、速やかな指導・支援を考える~
 登壇者:
  東京学芸大学 教職大学院教授・学長特別補佐
  リーディングDXスクール事業企画委員長
   堀田 龍也 氏
  能美市立浜小学校 校長
  リーディングDXスクール事業指定校
   中野 孝子 氏
 ファシリテーター:
  文部科学省 初等中等教育局 学校情報基盤・教材課長
  学校デジタル化プロジェクトチームリーダー
   寺島 史朗
 ▼詳細はこちら
  https://leadingdxschool.mext.go.jp/event/10995/

■令和6年度「次世代の校務デジタル化推進実証事業」成果報告会のご案内
 この度、令和6年度「次世代の校務デジタル化推進実証事業」の下で実施している二つの事業に関する成果報告会を開催いたします。
 重要性の高い情報である成績情報等を扱って校務を実施する「生成AIの校務での活用に関する実証研究」の成果報告会を令和7年3月7日(金)に、次世代校務DXのモデルケースを創出する「次世代の校務のデジタル化モデル実証研究」の成果報告会を令和7年3月14日(金)に実施しますので御参加について積極的に御検討ください。
 オンライン開催で事前申し込み不要、参加費無料です。

●令和6年度「次世代の校務デジタル化推進実証事業」
 ~生成AIの校務での活用に関する実証研究~成果報告会
 開催日時:令和7年3月7日(金)14:00‐16:00  開催形態:オンライン開催(Zoom)
 接続先:https://us02web.zoom.us/j/88317090409?pwd=HbBkIosch7UdrePU8xD8GzK6qMVEnN.1
  ID:883 1709 0409 パスコード:なし

●令和6年度「次世代の校務デジタル化推進実証事業」
 ~次世代の校務のデジタル化モデル実証研究~成果報告会
 開催日時:令和7年3月14日(金)10:00‐12:00
 開催形態:オンライン開催(Zoom)
 接続先:https://zoom.us/j/98610644412?pwd=gBMxjQmODwKkPDtfWcqBLZEPzFvLH5.1
  ID:986 1064 4412 パスコード:273548
 
■皆様の声をお聞かせください!
 よりよい「GIGA StuDXメールマガジン」を発信していくために、ご意見やご感想を伺えれば幸いです。ご協力をお願いします。
 ▼GIGA StuDXメールマガジン アンケートはこちら
 https://mailmaga2.mext.go.jp/cc/0ylgAnPu50x5un5rH1l
 
■担当の独り言
 校務DXに関する新企画の記事を掲載しました。取材にご協力いただきました岡山県浅口市教育委員会様に、この場を借りて御礼申し上げます。お話を伺う中で、取材であることを忘れて「私も学校でやってみたい。こんなことから始められそうだ。」という新たな気付きを多くいただきました。お読みいただいた皆様にも、何かにつながる気付きがあれば幸いです。
 今年度も残すところ約1か月となりました。今更ながらの新企画ですが、何か新しいことを始めるのに遅いということはないと自分に言い聞かせて、これからも「まず、やってみる」を大切にしたいと思います。今号も最後までお読みいただきありがとうございました。(担当 德永)

 

お問合せ先


  初等中等教育局 GIGA StuDX(ギガ スタディーエックス)推進チーム

   03-5253-4111 (内線4039)

(初等中等教育局 GIGA StuDX推進チーム)