文化財ってな~に?

難易度★★★

Q12

十円硬貨(こうか)の表に刻(きざ)まれている建物は、平安時代の建物で国宝(こくほう)に指定されている京都の「平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)」ですが、「鳳凰」はあるお札にも登場します。そのお札はどれでしょう?

A

ア 1万円札

鳳凰は、前半身が麒麟(きりん。これも想像上の動物)、後半身は鹿(しか)、くびは蛇(へび)、尾(お)は魚、背(せ)は亀(かめ)、あごはつばめ、くりばしは鶏(とり)に似(に)ているとされる中国の伝説上の鳥で、瑞鳥(ずいちょう)といっておめでたい鳥とされているんだよ。平等院鳳凰堂は、関白藤原道長(ふじわらのみちなが)の別荘(べっそう)を、今から約千年前の永承(えいしょう)7年(1052年)に道長の息子の藤原頼道(ふじわらのよりみり)がお寺に改(あらた)めてできたんだ。屋根に置かれていた鳳凰の像も国宝に指定されているんだよ。

CHECK!

ちなみに、金箔(きんぱく)をはった金閣寺舎利殿(きんかくじしゃりでん)の写真を見た人も多いかもしれないけど、その屋根に飾(かざ)られている鳥も鳳凰なんだ。

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