【若手・女性研究者奨励金の目的】
「若手・女性研究者奨励金」は、私立大学等に在籍する若手研究者と女性研究者を支援する研究奨励金制度です。研究体制が十分に整っていない若手・女性研究者に対し、研究者自らが考案した研究計画を実現する機会を提供することで、次世代の担い手となる人財を育成することを目的としています。支援対象の選定にあたっては、研究実績以上に、研究の特色や独創性、先駆性、発展性、研究に対する熱意及び将来性を重視しています。なお、ご支援いただいた寄附金は、全額、奨励金の財源に充当いたします。寄附金という支援を通じ、社会全体で次世代の人財を育成する仕組み作りを目指しています。
【受賞者の声より】
◎大学院を修了して間もないため、試薬や実験装置を何も所有していませんでしたが、本奨励金により、必要な試薬類を購入してスムーズに研究に取り組むことができ、一部を論文にまとめることができました。
◎選考委員の方々からいただいたコメントによって、本研究の意義や発展性を再確認することができ、研究を遂行する上でのモチベーションとなりました。
◎本奨励金は、私立大学等に在籍する助教、ポスト・ドクター等(一部講師を含む)の職にある研究者が単独で行う研究を対象としています。
「若手研究者奨励金」は対象年齢を39歳以下とし、若手研究者の活躍促進に寄与することで我が国の次世代を担う人財の育成を目的としています。「女性研究者奨励金」は年齢制限を設けず、ダイバーシティ推進の中心的な役割が期待される人財の育成を目的としています。
◎交付額は1研究課題あたり40万円です。
2023(令和5)年度には合計74件2,960万円を交付しました。決して大きな金額とはいえませんが、個人研究費がまだ十分には支給されない段階の研究者にとって研究開始第一歩の一助となります。社会からのご支援が我が国の次世代を担う研究者の原動力になります。
◎採択結果の通知にあたっては、全ての応募研究に対し各研究分野の選考委員からのコメントを添えています。
このコメントは先輩研究者からのエールとして、応募者の今後の研究に役立てていただくことを意図した内容となっています。
◎ 独創性豊かな「研究レポート集」をぜひお読みください!
◎本奨励金贈呈式にご招待します(※条件あり)
◎特定公益増進法人に対する寄附として、税制上の優遇措置があります。
◎一定金額以上のご支援により、紺綬褒章の推薦対象となります。