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カミモト トヨアキ
株式会社再生建築研究所 代表取締役 東京大学 協力研究員
1981年大分県生まれ。近畿大学九州工学部建築学科を卒業し、8年間⻘木茂建築工房に勤務。2012年神本豊秋建築設計事務所を設立。同年より東京大学生産技術研究 特任研究員(川添研究室)として、約100年ぶりの東京大学総合図書館の再生に従事。再生建築の研究を行う。2015年に株式会社再生建築研究所を設立。2018年より企画・再生したミナガワビレッジにて入居運営を開始。主な講師歴として、東京大学、東京都市大学、日本大学等がある。等がある。受賞歴に住宅建築賞、日本建築学会作品選集新人賞、これからの建築士賞、東京建築賞一般一類部門優秀賞、リノベーション賞、2021年度グッドデザイン賞ベスト100、日本空間デザイン賞2022 入選、2023年度グッドデザイン・ベスト100、BELCA賞(ロングライフビル推進協議会)、九州建築賞 受賞等。
建築基準法制定前の1903年に竣工した総合図書館の書架拡大に伴う保存再生。東京大学は当時100万冊 の貯蔵スペースを4倍にする増築を計画していた。しかし、既存の図書館にあった5層の吹き抜け空間は既存不適格であり、増築を行うと吹き抜け空間が大きく損なわれるような是正が必要であった。加えて、是正を回避するために既存建物と切り離して増築した場合は、既存図書館と増築部分が完全に分離し、一度外部に出ないと出入りできないという課題もあり、⻑年計画が進んでいなかった。既存不適格を維持し、かつ、図書館と増築部を行き来できる動線を確保した設計とスキームを提示。基本設計から携わり、歴史的空間の既存不適格の維持と、増築部から直接総合図書館にアクセスできる計画として再生した。
一団地認定により違法建築として⻑年活用されていなかった寮を再生。敷地内の建物や、法的条件の再整理を行うことで、用途変更や増改築を行って再生した。
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