Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 調査研究協力者会議等 > 原子力安全規制等懇談会 > 試験研究用原子炉施設等の安全規制のあり方について(案) > −1 |
1. | 自然放射性物質について 放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)2000年報告書では、自然放射線による被ばくの世界平均は2.4年であると評価されている。その内訳は、宇宙線や宇宙線により生成する放射性核種による外部被ばく0.39年、大地起源の放射性核種(建材を含む)からの外部被ばく0.48年、ラドン等の吸入による内部被ばく1.26年及び食物摂取による内部被ばく 0.29年である。 これらに対する最も大きい被ばくの要因は、Th−232系列核種、U−238系列核種であり、全体の約7割を占めている。 自然界に存在する放射性核種としては、K−40、Rb−87、Cd−113、In−115、Te−123、La−138、Nd−144、Sm−147、Gd−152、lLu−176、Hf−174、Re−187、Os−186、Pt−190、Th−232系列核種、U−235系列核種、U−238系列核種などが挙げられる。また、宇宙線により生成されるH−3、Be−7、C−14などは、自然に生成された放射性核種に含まれる。 |
←前のページへ | 次のページへ→ |
ページの先頭へ | 文部科学省ホームページのトップへ |