著作権保護技術は、技術の特徴によって大きく「フラグ検出型」と「暗号技術利用型」に区分される。
フラグ検出型の著作権保護技術は、基本的には暗号化されていないコンテンツ(例えば音楽CD)に複製制御フラグを付加し、複製機器が当該信号を検出し、反応することで複製を制限する方法である。
フラグ検出型の著作権保護技術は、法律やライセンス契約等の義務付けに従い、複製機器が当該フラグを検出・反応する場合しか複製等の制御ができないのが特徴である。
(出所:社団法人電子情報技術産業協会提供資料)
暗号技術利用型の著作権保護技術は、コンテンツを暗号化し、そのままでは視聴可能な状態で複製等ができないようにした上で、復号に必要な鍵等の機器メーカーへのライセンス契約により、利用者側の機器で当該コンテンツを再生、出力、複製等を行う際に一定の利用制限を加えることを可能にする方法である。
フラグ検出型と異なり、ライセンス契約がないと視聴可能な状態で複製等ができないのが特徴である。
暗号技術利用型の著作権保護技術は、復号鍵のライセンス契約の内容に様々な条件を付すことが可能である。例えば、相手先の機器が著作権保護技術に対応しているものであればデータを出力し、それ以外は出力不可にするなど、複製の制御以外に様々な条件を付加してコンテンツの利用を制御できる。
なお、暗号技術利用型の著作権保護技術は、例えば、次のような制御を暗号化してコンテンツに付加することが可能である。
制御の種類 | 制御の内容 |
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複製の制御 |
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転送・出力の制御 |
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再生の制御 |
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(出所:社団法人電子情報技術産業協会提供資料)
(出所:社団法人電子情報技術産業協会提供資料)
(出所:社団法人電子情報技術産業協会提供資料)