地震，火山噴火，台風・集中豪雨などの自然災害や原子力災害をはじめとする事故災害に対し，迅速かつ適切に対処するためには，総合的かつ計画的な防災行政を進めることが重要です。このため，文部科学省では，次のような観点を基本とし，防災対策の充実に努めています。
学校などにおける児童生徒などの生命・身体の安全を図ること
災害による教育研究実施上の障害を取り除き，教育研究活動の実施を確保すること
学校その他の教育研究機関などの施設・設備の防護・復旧に万全を期すること
防災に関する研究活動などの効率化と強化を図ること
原子力災害の発生・拡大を防止し，原子力災害の復旧を図ること
被災者の救援活動に関し，的確な連携・協力を行うこと 文部科学省では，災害対策基本法などに基づき，「文部科学省防災業務計画」を策定しています。これにより，総合的な防災対策の確立や，災害予防対策，災害応急対策，災害復旧・復興にわたる諸施策を総合的かつ計画的に進めています。
また，都道府県や市町村においては，防災基本計画（注）や文部科学省防災業務計画などを基に地域防災計画を作成し，学校などにおける防災体制の整備充実を進めています。
さらに，文部科学省では，災害などが発生した場合に必要となる児童生徒などの安全確保のための対応策について，学校や教育委員会の参考となるよう，次のことなどに関して，基本的事項を取りまとめて公表しています。
学校防災に関する計画を策定する際に盛り込むべき事項防災教育を進める上での留意事項災害発生時の児童生徒などの安全確保のために教職員が果たすべき役割