第4節 美術館・歴史博物館の振興

5.国立博物館

 国立博物館は,我が国の文化的施策の一翼を担う機関として,国民の宝である文化財を収集・保存し,次世代へ適切に継承することを目的に設置されています(参照:http://www.nich.go.jp/(※独立行政法人 国立文化財機構ホームページへリンク))。現在国立博物館では国宝・重要文化財を含む約12万件の文化財を所蔵しています。また,これらの文化財を活用し,平常展,企画展などを通じて日本文化の魅力を国内外に発信する拠点としての役割も担っています。平成18年度においては,「プライスコレクション 若沖と江戸絵画展(東京国立博物館)(九州国立博物館)」,「第58回正倉院展(奈良国立博物館)」など19回の企画展を開催しました(図表2-9-15)。
 なお,国立博物館は平成17年12月24日に閣議決定された「行政改革の重要方針」に基づき,文化財の保存・活用という目的を同じにする文化財研究所と19年度に統合する予定です。

図表●2-9-15 国立博物館

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