「国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律」が成立

5月20日(金曜日)
科学技術・学術

  5月18日、参議院本会議において、今国会に提出していた「国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律案」が可決、成立しました。

  近年、欧米におけるトップレベルの大学が豊富な資金力を生かして、高度な研究基盤の構築や若手研究者への投資などを進め、新たな学問領域の創出を含め、多様な学術研究・基礎研究を展開しています。我が国の大学の研究力は欧米に比べて相対的に低下していますが、その一因として資金力の差が考えられます。この差を埋めるため、本法律は、国公私の設置形態にかかわらず、国際的に卓越した研究大学となるポテンシャルを有し、研究力の抜本強化に向けた改革を行う大学に対し、大学ファンドの運用益から集中的に助成を行う等の制度を定めるものです。

  末松大臣は5月20日の閣議後会見で、
「大学は、国内外の人が集まり、人を魅了して、そして人を育成するというこの三つが重要です。世界と伍する研究大学の実現と、地域の大学等も含めた我が国の大学の研究力強化に向けて、引き続き全力で取り組んでまいります」
と述べました。

  文部科学省は、大学ファンドを含む関係施策を総動員して、我が国の大学の研究力強化に向けてしっかりと取り組んでまいります。

※国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律
https://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/mext_00031.html

※大学の研究力強化に向けて
https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/daigakukenkyuryoku/index.html