第129回中央教育審議会総会に末松大臣が出席

12月10日(金曜日)
教育

  12月10日、中央教育審議会総会(第129回)が開催され、末松大臣が出席しました。
  中央教育審議会は、国の重要な教育施策を審議するための文部科学大臣の諮問機関です。この度の第129回総会の議題は以下のとおりです。
  議題(1)第3次学校安全の推進に関する計画の策定について(答申素案)
  議題(2)「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会における審議状況について

  10月の就任後初の開催となる中央教育審議会への出席に当たり、末松大臣は、
「「人間は教育によって人間になる」という言葉が大好きです。子供は国の宝であり、教育は国の礎です。国づくり、人づくりの根幹とも言える教育をしっかりと前に進めていくためには、御提言をいただきながら政策を一つずつ前に進めてまいりたいと思います」
と挨拶しました。

  議題(1)は、本年3月の第128回中央教育審議会総会において萩生田文部科学大臣(当時)より諮問された「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について(諮問)」に関するものです(諮問についてはこちらも御覧ください)。
  当該諮問を受け、中央教育審議会では、初等中等教育分科会の下に「学校安全部会」を設置し、本年5月から議論を重ねています。今回の総会では、答申素案について学校安全部会の渡邉正樹部会長からの説明があり、これを踏まえた意見交換が行われました。

  議題(2)は、同じく第128回総会で諮問された「「令和の日本型学校教育」を担う教師の要請・採用・研修等の在り方」に関するものです。
  当該諮問を受け、中央教育審議会では総会の直下に「「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会」を設置し、検討を行っていますが、諮問事項のうち「教員免許更新制の見直し」については先行して結論を得ることが求められていたことから、本年11月15日、特別部会として「「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)」を取りまとめました。その中では、①教員免許更新制の発展的解消、②国の指針の改正、③公立学校教師の任命権者に対する記録管理の義務づけなど、「令和の日本型学校教育」を担う「新たな教師の学びの姿」を具体化するための提言がなされています。
  今回の総会では、審議まとめ及び特別部会における今後の検討の方向性について、特別部会の部会長でもある渡邉光一郎中央教育審議会会長からの説明があり、これを踏まえた質疑応答や意見交換が行われました。その際、渡邉会長からは「審議まとめの内容の実現に向けて、文部科学省の取組について、今後も大いに期待したい」とのコメントがありました。また、委員からは、審議まとめに関する賛意や今後考慮すべき事項についてのコメント、特別部会における今後の検討に対する意見等が示されました。

○中央教育審議会(第129回)配布資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/1415607_00006.html

末松大臣

渡邉会長

池田副大臣

(中央)末松大臣、(左奥)鰐淵政務官