第128回中教審総会にて「「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」等を萩生田大臣が諮問

3月12日(金曜日)
教育

  3月12日、第11期中央教育審議会の初回となる第128回中央教育審議会総会がオンライン会議システムを用いて開かれ、萩生田大臣から
①「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方
②第3次学校安全の推進に関する計画の策定
の2点について諮問しました。

  萩生田大臣は①の諮問理由について「第10期の中教審では全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学びを実現する「令和の日本型学校教育」の構築について答申を取りまとめいただきました。
  「令和の日本型学校教育」を実現できるかどうかは時代の変化に応じた高い資質能力を身につけた教師を確保し、教師が生き生きと活躍できる環境を整備できるかどうかにかかっています。
  その一方で、現在、教師を取り巻く環境については厳しい状況にあります。このような現状に対応しつつ、ICTの活用と少人数学級を車の両輪として、「令和の日本型学校教育」を実現し、それを担う質の高い教師を確保するため、教師の養成・採用・研修等の在り方について、既存の在り方にとらわれることなく、基本的なところまで遡って検討を行い、必要な変革を行うことで、教師の魅力の一層の向上を図って行くことが必要になっています。」
と話し、以下5つの事項についての検討をお願いしました。
1)教師に求められる資質能力の再定義
2)多様な専門性を有する質の高い教職員集団の在り方
3)教員免許の在り方・教員免許更新制の抜本的な見直し
4)教員養成大学・学部、教職大学院の機能強化・高度化
5)教師を支える環境整備

  また、②の諮問に関しては、
東日本大震災の教訓及び近年の災害の激甚化を踏まえた防災教育の充実は喫緊の課題とし、現行計画に基づくこれまでの取組状況を踏まえ、計画策定後の社会の状況の変化等に基づき、今後改善すべき点や新たに追加すべき点についての検討をお願いするとともに、学校安全にかかる取組の全国的な質の向上に向けた方策など、今後の学校安全の推進を図る上で必要な取組についての検討をお願いしました。

※第128回中央教育審議会総会配付資料等
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/1415607_00005.html