第3回北極科学大臣会合(ASM3)を開催、過去最多35の国と団体が参画

5月8日(土曜日)、9日(日曜日)
科学技術・学術

  5月8,9日の2日間、第3回北極科学大臣会合(ASM3(エーエスエムスリー))をアジアで初めて東京で開催し、これまでで最多となる、35の国・地域と先住民団体が参画(オンライン含む)しました。

  今回は、萩生田大臣とアイスランドのアルフレッズドッティル教育科学文化大臣が共同議長を務め、「持続可能な北極のための知識」をテーマに議論が行われました。

  萩生田大臣からは、
・今年度から建造に着手する北極域研究船について、完成後は北極域の国際研究プラットフォームとして運用し、北極域における国際連携を体現する船としての活用を考えていること
・北極域研究の人材育成強化が重要として、北極に関わる若手人材の育成プログラムを創設すること
について述べ、我が国としても国際協力を進めていきたいと呼びかけました。

  2日間の議論を経て、共同声明が取りまとめられました。北極における観測・研究や、若手人材の育成について、各国政府と先住民団体が共に取り組み、持続可能な北極域の実現に貢献することが確認されました。

※第3回北極科学大臣会合(ASM3:3rd Arctic Science Ministerial)についてはこちら(文科省HP)
(後日共同声明の和訳も掲載予定)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/hokkyoku/ASM3_jp.htm