若手の自由で挑戦的な研究を、最長10年間支援する「創発的研究支援事業」第1期生252名を採択

2月2日(火曜日)
科学技術・学術

  「創発的研究支援事業」は、日本が破壊的なイノベーションに繋がる研究成果を創出していくためには、リスクの高い野心的な研究構想に、研究者が腰を据えて打ち込める環境を作ることが更に重要となっているという考えの下、若手研究者を中心にこれまでに類をみない最長10年にわたる研究資金と、研究に専念できる環境の整備を一体的に支援する新たな事業です。

  今回の公募では、当初200名の採択予定に対して2500件を超える多数の応募があり、審査の結果、全国各地の大学や高専、海外の研究機関に所属する研究者など経歴や研究テーマもバラエティに富んだ252名の研究者の採択を決定いたしました。

  萩生田大臣は本日(2日)の閣議後会見で、
「採択された研究者の皆さまが、将来の我が国を牽引する研究者になるという高い志をもち、リスクを恐れず、果敢に挑戦し続けるとともに、互いに切磋琢磨することで、未来のノーベル賞につながるような成果が創出されることを期待しています。」
と述べました。

  また、本事業担当者は
「今回、女性の研究者からの応募については思いのほか少なかった印象です。出産・育児や介護による研究の中断に柔軟に対応するなど、研究者のライフイベントに配慮しつつ、安心して研究を続けていただける仕組みになっています。令和3、4年度も公募を予定しておりますので、研究者の皆様には積極的に応募いただくことを期待しています。引き続き、研究者の声を踏まえつつ、本事業の一層の充実を図ってまいります。」
と話しました。

※創発的研究支援事業における2020年度新規研究課題の決定について(JST)
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1485/index.html別ウィンドウで開きます

※公募開始時萩生田大臣メッセージ
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00216.html