平成29年3月に公示した新中学校学習指導要領においては、小学校におけるプログラミング教育の成果を生かし、発展させるという視点から、従前からのプログラムによる計測・制御に加えて、ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングについても取り上げることとなりました。また、情報セキュリティ等についても充実しています。
令和4年度に「中学校技術・家庭科(技術分野)の指導体制及びプログラミング教育の現状及び課題に課題に関する実態調査」を実施しました。調査の結果とともに、中学校「技術」の普通免許状保有者による指導体制の確保及び担当教師全体の指導力の向上に関する施策パッケージを公表しております。
本研修用教材は,学習指導要領改訂に対応した内容の提示はもとより,具体的な教材やその準備,展開例などを解説しています。本教材を授業準備として活用いただくとともに,学習指導要領改訂に対応した授業の実施の一助としてご活用ください。なお,本研修用教材に先立って令和2年に公表した「中学校技術・家庭科(技術分野)内容『D情報の技術』におけるプログラミング教育実践事例集」についても,併せて参考にしていただくことで研修をより深めることができます。
文部科学省では、内容「D 情報の技術」の指導の充実を図るため、この内容の以下の3つの項目における優れた取組を紹介する実践事例集を作成しました。
(1) 生活や社会を支える情報の技術
(2) ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決
(3) 計測・制御のプログラミングによる問題の解決
本実践事例集を積極的に活用いただき、新中学校学習指導要領の円滑な実施に向けた準備にお役立てください。
初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチーム