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亀田 徹さん(PHP総合研究所主任研究員・元文部科学省生徒指導室長)
「読み聞かせ失敗体験」
亀田 徹さん
(PHP総合研究所主任研究員・元文部科学省生徒指導室長)
子どもが通う小学校(京都市立葵小学校)で、毎月、読み聞かせをしています。2年ほど前、保護者として何か学校の手伝いができないかと思っていたときに募集があり、「これなら自分でも」と思ったことがきっかけです。
初めて読み聞かせをしたときは、どんな本が子どもたちに喜ばれるだろうかと図書館であれこれ本を並べて選び、家族を相手に何度も練習を繰り返しました。当日、緊張しながら読み始めると、後ろの席の子どもまでが食い入るように話を聞いてくれるではありませんか!まるで自分が話上手になったかのような気になりました。実際は、子どもたちは本の面白さに惹かれていただけなのですが。
しかし、何事も“なれ”は禁物。私は、本を選ぶときに、子どもたちに楽しんでもらえる本、笑いが起きそうな本を選ぶことにしています。「本って面白いんだ」と思ってほしいからです。先日も本を選びに図書館に行ったのですが、毎月のことでもあり、表紙を見てパラパラとめくっただけでさっさと本を決め、事前の練習もあまりせず、ぶっつけ本番で教室に向かいました。
表紙を見せると、子どもたちも「どんなお話だろう」と興味を持ってくれました。しかし、読み進むにつれて次第に子どもたちの反応が薄くなっていきます。「表紙は面白いけど肝心のストーリーに盛り上がりがない」と気づいたのですが、後の祭り。そのまま平板な調子で話が終わりました。子どもたちが「これで終わり?」という顔をしているので、「はい、おしまい!」とむりやり締めくくってしまいました。
ちょっと後味の悪い読み聞かせでした。「いつも楽しみにしているんですよ」と担任の先生がフォローしてくださったのですが、よけいに申し訳なく、事前準備の大切さを痛感しました。
こうした失敗もありますが、読み聞かせは誰にでもできるボランティアです。仕事をしている保護者の方(特に父親)はなかなか学校に行く機会もないと思いますが、月に1回、1時間ほど出勤を遅らせるだけで、わが子の様子や学校の雰囲気を知ることができます。(話の名人になった気分を楽しむこともできます)
ぜひ、皆さんもためしに参加されてみてはいかがでしょうか。
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