「教育相談支援センター」(教育委員会指導課)
・・・15人
外国人の子ども教育に精通する委員15人で構成、年3回開催(第1回5月、第2回10月、第3回1月)
全市的な支援について、浜松の地域性を踏まえての意見交換を行った。
児童生徒のための日本語指導とDLA活用法研修会
有識者を招き、年2回開催(7月、9月)。実際の指導に活きる研修を行った。
教育委員会指導主事及び相談員と加配措置による外国人児童生徒教育担当者で構成、年2回開催(6月、10月)した。
【外国人児童生徒就学サポーターの派遣】各学校に派遣
対応言語:ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ベトナム語、中国語、インドネシア語
人数:40人 派遣校数:小49校中22校…合計71校
業務内容:学校生活への適応支援、加配教員による取り出し指導の補助、保護者宛文書の翻訳、面談通訳、母語による電話対応等
【バイリンガル相談員】教育相談支援センターに常駐
対応言語:ポルトガル語、タガログ語、スペイン語、英語
人数:5人(浜松市非常勤3人、委嘱2人)
業務内容:就学ガイダンスにおける通訳、電話相談における母国語での対応、学校訪問による適応指導や保護者面談時の通訳
【バイリンガル協力員】 教育相談支援センターに常駐
人数:1人(委嘱)
業務内容:保護者や学校からの問い合わせについて電話対応、通訳。就学ガイダンス時通訳
【就学促進員】
人数:3人(委嘱)
業務内容:新年度小学校に入学する児童及び保護者を対象にした「入学準備ガイダンス」時の通訳等
支援者の資質向上を目指した研修会の実施(年間 6回開催)
入学準備ガイダンスの実施、年2回(10月 、2月)
先進地視察(鈴鹿市)
[1]成果:幼児期から就労期まで、それぞれの外国人と関わる機関・部署から委員を選出したことにより、ライフコースの視点をふまえ、子どもたちを取り巻く生活環境や学力の定着状況と進路選択に関して、関係機関間の情報交換が具体的に行われた。
課題:集住、分散が混在する浜松市の特徴をふまえ、学校が状況に合った支援を行えるよう、指導課における指導助言体制を整えることが求められる。
[3]成果:外国人児童生徒の学習支援に携わる関係者の間で、児童生徒の客観的な「日本語能力」を共有することはとても大切であることが理解できた。
課題:DLAの測定結果をもとにして、どのような指導をすると児童生徒の力が伸びていくのか、具体的な方法を教員が共有する必要がある。
[4]成果:「特別の教育課程」及び「個別の指導計画」について協議を行うことで、加配措置による外国人児童生徒教育担当教員が、「特別な教育課程」の編成・実施に関する理解を深めることができた。
課題:「個別の指導計画」を立案し、実践できる教員を育てることが求められる。そのためには、日本語指導プログラムの内容及び具体的な指導について研修する必要がある。
[5]成果:少人数指導により、個々のつまずきや理解の状況に応じて指導を行った結果、学習に対する意欲や基礎的な力の向上が見られた。
課題:指導補助者を希望する学校が増え、対応できない状況になってきた。システム及び予算の見直しを測り、学校の要望に応えていきたい。
[6]成果:バイリンガル相談員が面談に参加することによって、児童生徒の学校生活への適応指導や保護者に対して教育活動への理解を促すことができた。
課題:サポーターの中には、中学校での入り込みの学習支援に不安を持つものがいる。自信を持って支援ができるようになるための研修による資質向上が必要である。
[7]成果:入学申立ての時期と各校での入学説明会を実施する時期の2回に分けて、入学準備ガイダンスを実施し、個別相談の時間を設けたことで、保護者が抱いている不安を解消できた。
課題: バイリンガル支援者に対し、初期適応支援について、自信を持って行うために、指導法に係わる知識などに係わる研修を行い、支援者のスキルアップを図ることが必要である。
電話番号:03-6734-2035
-- 登録:平成29年02月 --