平成27年度 「公立学校における帰国・外国人児童生徒に対するきめ細かな支援事業」に係る報告書の概要(箕面市)
平成27年度に実施した取組の内容及び成果と課題
1.事業の実施体制(運営協議会・連絡協議会の構成員等)
- 上記2つの協議会構成員
- 箕面市立豊川南小学校 担当者
- 箕面市立南小学校 担当者
- 箕面市国際交流協会
- 箕面市在日外国人教育研究会 担当者
- 箕面市教育委員会人権施策課 参事
- 児童生徒の母語が分かる支援員の派遣事業の構成員
- 箕面市教育委員会事務局人権施策課(担当者)及び支援員(登録制)
2.具体の取組内容
※取り組んだ実施事項1.~7.について、それぞれ記入すること
〈実施項目[3]日本語能力測定方法の活用〉
- 日本語能力測定方法の活用のための協議会の開催(3回)
- DLAの実施(2回)
〈実施項目[4]「特別の教育課程」による日本語指導の導入に向けた協議会の実施〉
- 「特別の教育課程」による日本語指導の導入に向けた協議会の開催(3回)
〈実施項目[6]児童生徒の母語が分かる支援員の派遣〉(2月末現在)
(児童生徒対象)
- 対象児童生徒数:12人
- 児童生徒の母語が分かる支援員の派遣時間数…559時間
(保護者対象)
- 対象保護者数:15人
- 保護者の母語が分かる支援員の派遣時間数…62時間
3.成果と課題
〈実施項目[3]日本語能力測定方法の活用〉
- 成果
- DLA研究者によるDLA実施を直接に見ることができ、また専門的なアドバイスをいただけた。
- 箕面市国際交流協会との連携による、情報共有が進んだ。
- DLA実施を前提に、子どもたちをより注意深く見るようになった。
- 課題
- DLA実施体制の構築:DLAができる教員の育成とその配置。
- DLA実施結果の活用:DLA実施後の、支援するカリキュラムの蓄積。
〈実施項目[4]「特別の教育課程」による日本語指導の導入に向けた協議会の実施〉
- 成果
- DLAの結果にもとづき、児童にとって今必要な日本語指導のあり方を,深く議論できた。
- 抽出による授業の内容について、詳しく検討できた。
- 課題
- 一人ひとりの日本語指導等の経過が適切に引き継げるような手法の検討。
- 抽出授業希望時間数と、日本語指導支援員の派遣時間数の上限との差。
- 特に中学における本人の、取り出し授業への抵抗感。
〈実施項目[6]児童生徒の母語が分かる支援員の派遣〉
- 成果
- 支援員の存在が、生活上の大きな支援となっている。
- 家庭や進路の相談も聞いてもらっている。
- 課題
- 日本語指導支援員の派遣時間数。
- 少数言語等への対応。
4.その他(今後の取組等)
- DLA実施回数の増加を目指す。
- DLA研究者との協力関係の継続に努める。
- DLAを活用した日本語指導の、具体的事例の蓄積に努める。
総合教育政策局国際教育課
電話番号:03-6734-2035