平成23年度「帰国・外国人児童生徒受入促進事業」に係る報告書の概要(滋賀県)
平成23年度に実施した取組の内容及び成果と課題 【実施団体名 滋賀県教育委員会】
1. 事業の実施体制(運営協議会・地域連絡協議会の構成員等)
運営連絡協議会
○ 委員長 滋賀県立大学国際教育センター 教授
○ 副委員長 県教育委員会事務局学校教育課 主席参事
○ 委員 県教育委員会事務局学校教育課 主幹
○ 委員 県教育委員会事務局学校教育課
主査
○ 委員 県商工観光労働部観光交流局多文化共生チーム 主査
○ 委員 彦根市教育委員会 主査
○ 委員 長浜市教育委員会 主幹
○ 委員 甲賀市教育委員会 課長補佐
○ 委員 湖南市教育委員会 指導主事
○ 委員 財団法人滋賀県国際協会 主査
○ 事務局 県教育委員会事務局学校教育課 指導主事
○ 事務局 県教育委員会事務局学校教育課 指導主事
2. 具体の取組内容
1運営協議会の設置・開催
本事業を実施する当該市教育委員会との連携を図るとともに、事業を円滑に進めるために年間2回開催した。
○ 第1回 平成23年8月5日(金曜日) 場所:コラボしが21 出席者14名
- 県からの事業概要の説明
- 各市からの事業計画の説明
- 意見の交流
- 滋賀県立大学国際教育センターの教授からの指導助言
○第2回 平成24年3月2日(金曜日) 場所:コラボしが21 出席者9名
- 県ならびに各市からの事業報告
- 意見の交流
- 滋賀県立大学国際教育センターの教授からの指導助言
2連絡協議会の開催
県教育委員会が事業の進め方等について指導を行うとともに、情報交換、成果と課題等の交流を行った。また、有識者から指導助言を受けるなどして、取組の充実を図った。
○フォーラム 平成23年10月6日(木曜日) 場所:滋賀県庁新館7階大会議室
- 外国人児童生徒教育支援員へのインタビュー
- 各市からの事例発表(ポスターセッション)
- 滋賀県立大学国際教育センターの教授からの指導助言
- 講演「外国人児童生徒教育の先進的な取組」
(講師:四日市市立笹川東小学校長)
3.成果と課題
1運営協議会の設置・開催
- 県や他市の実践のよさや有識者からの助言を、それぞれの実践に生かすなどして、事業の改善を図ることができた。
- 4市の担当者が互いに意見を交流したり、ともに指導助言を受けるなどして、事業の充実を図ることができた。
2連絡協議会の開催
- 県内の帰国・外国人児童生徒教育の取組や成果を広く周知するために、帰国・外国人児童生徒教育に関わる教職員や教育委員会担当者等を対象にフォーラムを10月に開催することができた。
- 事業関係市の実践事例等、取組の発表をとおして、効果的な指導方法や教材等の研究成果を共有し、散在地域をはじめとした他地域や他校における活用を図ることができた。
4.その他(今後の取組等)
1運営協議会の設置・開催
- 日本国籍でありながら、日本語指導が必要な児童生徒が増加しつつあるので、適切な指導を図る必要がある。
- 本事業を実施する4市の取組内容を普及させる機会を、連絡協議会(フォーラム)だけでなく、より多く設定していく必要がある。
- 滞在が長期化する傾向にあり、義務教育終了後の進路指導や支援を充実させていく必要がある。
2連絡協議会の開催
- 本事業の連絡協議会で小・中・高等学校の教員が参加して、交流できたことは有効である。
- 連絡協議会(フォーラム)の内容を、一層充実させていく必要がある。
- ポスターセッション、講演、協議の時間を保障し、参加者の課題や疑問に応えられるように配慮していく。
- 進路指導や義務教育卒業後、特に高等学校進学後の支援について助言を求める声が多くあり、講演などの内容を配慮していく。