情報科学を活用した地震調査研究プロジェクト(STAR-Eプロジェクト)

研究課題①(研究代表者:東京大学地震研究所 長尾大道)

人工知能と自然知能の対話・協働による地震研究の新展開


研究概要

本プロジェクトでは、「人工知能と自然知能の対話と協働」をテーマに、深層学習と経験者の目による地震・微動検出手法の深化、および人工知能と自然知能による地震モデリング手法の共進化をねらい、地震研究の新展開と地震防災に貢献します。デジタル記録された波形信号データのほか、それを画像化した波形画像データを基礎データとし、人工知能をはじめとする情報科学技術を駆使して、地震・微動検測手法や地下モデリング技術などを開発していきます。



実施体制図



研究代表者メッセージ

  • 研究代表者メッセージ
  • 地震研究への数理的手法の導入は以前より行われていますが、人工知能をはじめとする昨今の情報科学技術の急速な発展は、地震ビッグデータ解析のあり方を一新しつつあります。例えば、深層学習による地震波形データからの地震波検出は、時に経験豊かな地震学者の目を上回る性能を示すこともしばしばです。本プロジェクトでは、地震学と情報科学における第一線の専門家の協働に基づく「情報×地震」研究の新展開、ならびに国民の皆様への啓発活動や将来を担う若手研究者の発掘と育成に力を注いでいきます。

    東京大学地震研究所 長尾大道


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