陸域観測技術衛星（ＡＬＯＳ）の総点検に関する審議結果［参考２］


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参考２

衛星総点検専門委員会の設置について

平成１６年７月２６日
宇宙開発委員会調査部会

１．

設置の趣旨
　現在、今後の衛星の確実な開発・打上げと運用に向けて万全を期することを目的として、独立行政法人宇宙航空研究開発機構（以下「機構」という。）が、今回の一連の不具合の直接原因に対する対策だけでなく、設計の基本にまでさかのぼって地球観測・通信技術試験衛星及び科学衛星の総点検（以下「総点検」という。）を行っているところである。
　そこで、宇宙開発委員会調査部会として、機構が行っている総点検についての技術的な助言を与えるために、本部会の下に衛星総点検専門委員会を設置し、調査審議を行うものとする。

２．

調査審議の内容
　機構が実施している衛星の総点検の点検内容及び結果について、「のぞみの火星周回軌道への投入失敗」、「みどり

の運用異常」に係る調査審議等を踏まえ、本部会の下に衛星総点検専門委員会を設置し、以下の観点から調査審議を行う。

	○	各衛星の信頼性設計のあり方
	○	各衛星の試験の方法及びデータ評価のあり方
	○	課題抽出の視点、抽出された課題の対処の方向性

３．

衛星総点検専門委員会構成員
　構成員は別紙のとおりとする。

４．

その他
　「宇宙開発委員会の運営等について」（平成１３年１月１０日宇宙開発委員会決定）を踏まえ、本専門委員会は、原則として公開とし、特段の事情がある場合には、非公開とすることができるものとする。

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別紙

衛星総点検専門委員会構成員

（委員）
主査	松尾　弘毅	宇宙開発委員会委員
	青江　茂	宇宙開発委員会委員
（特別委員）
	小川原　嘉明	宇宙科学研究所名誉教授
	木田　隆	国立大学法人電気通信大学電気通信学部教授
	茂原　正道	TechnoOffice Frontiers代表
（専門委員）
	安斉　孝男	社団法人科学技術国際交流センターつくば事務所長
	黒木　聖司	創価大学工学部情報システム工学科教授
	下平　勝幸	日本大学理工学部非常勤講師
	中須賀　真一	国立大学法人東京大学大学院工学系研究科助教授
	原　宏徳	前有人宇宙システム（株）特別顧問
	藤井　治久	独立行政法人国立高等専門学校機構奈良工業高等専門学校電気工学科教授

（平成１６年８月現在）