本文へ
文部科学省
文部科学省ホームページのトップへ
Home > 政策・施策 > 審議会情報 > 宇宙開発委員会 > ALOSの総点検に関する審議結果 > 参考3


参考3

衛星総点検専門委員会における調査審議の進め方について

平成16年9月2日
衛星総点検専門委員会

1. 衛星総点検専門委員会の目的
 現在、昨年のロケット・衛星に関する一連の事故トラブルを踏まえ、今後の人工衛星の確実な開発・打上げ及び利用運用に向けて万全を期することを目的として、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「機構」という。)が、今回の一連の不具合の直接原因に対する対策だけでなく、設計の基本にまでさかのぼって地球観測・通信技術試験衛星及び科学衛星の総点検(以下「総点検」という。)を行っているところである。
 当専門委員会においては、機構からの総点検活動の内容及び結果について報告を受け、技術的な助言を与えることを目的とする。

2. 調査審議の内容
 「第18号科学衛星(PLANET-B)「のぞみ」の火星周回軌道への投入失敗の原因究明及び今後の対策について(平成16年5月26日)」、「環境観測技術衛星(ADEOS−2)「みどり2」の運用異常に係る原因究明及び今後の対策について(平成16年7月28日)」における調査審議の結果を踏まえ、以下の点について調査審議を行う。
  1 各衛星の信頼性設計のあり方
  2 各衛星の試験の方法及びデータ評価のあり方
  3 課題抽出の視点、抽出された課題の対処の方向性

 当専門委員会の調査審議に当たっては、上記12を踏まえ、特に3に着目し、点検対象となる各衛星の以下の事項について機構より報告を受け、課題抽出の手法及び抽出された課題の対処の方向性の妥当性に関して、技術的助言を与えることとする(図1参照)。
  開発目的、経緯
  開発・設計の基本方針
  総点検の実施
  (1) 点検方針
  (2) 点検体制
  (3) 点検内容
  「のぞみ」、「みどり2」からの反映状況
  課題(単一故障モード等)抽出の手法
  抽出された課題の対処の方向性

 なお、報告書については、課題抽出の手法及び抽出された課題の対処の方向性の妥当性に関する調査審議の結果を点検対象の衛星毎にまとめることとする。




フロー図

図1 衛星総点検専門委員会における調査審議の進め方(イメージ図)


前のページへ 次のページへ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ