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資料1−1

検証改善サイクル事業成果報告書について

平成20年4月8日
文部科学省初等中等教育局学力調査室

(1)学力調査の結果に基づく検証改善サイクルの確立に向けた実践研究について

 文部科学省では、平成19年度に、「学力調査の結果に基づく検証改善サイクルの確立に向けた実践研究」(以下「検証改善サイクル事業」という。)として、都道府県・政令指定都市ごとに設置された検証改善委員会への委託研究事業を実施した。
 本事業では、全国学力・学習状況調査の結果等を活用・分析し、教育委員会や学校における効果的な取組や課題を明らかにし、改善につなげるため、各都道府県・政令指定都市ごとに設けられた検証改善委員会において、必要に応じて教員養成大学・研究機関等と連携しつつ、調査結果等の詳細な分析とそれに基づく学校改善支援プランの作成等を行った。
 また、学校改善支援プランに沿って、平成19年度に先行的に実施する意欲的な取組に対して26件の重点配分(学校改善支援促進事業)を行った。

(2)検証改善サイクル事業成果報告書について

 本委託研究事業により得られた各検証改善委員会の取組事例を紹介し、全国における学力調査の効果的な活用を促進することを目的として、検証改善サイクル事業成果報告書の作成を進めている。
 同報告書は、各検証改善委員会における取組について概略をまとめたものであり、1検証改善委員会の体制、2各地域の全国学力・学習状況調査の結果分析、3分析を受けた学校改善支援プラン、4学校改善支援プランを受けた取組を主な構成としている。なお、別添として、山梨県、高知県、静岡市、福岡市検証改善委員会から提出された成果報告を掲載している。
 成果報告書については本年5月を目処に取りまとめ、文部科学省ホームページに掲載・公表し、その後、同報告書を各都道府県教育委員会等へ送付する予定である。