主な論点の柱 |
調査結果等に基づく成果と課題(例) |
主な意見(例) |
知識や技能等の育成
・ |
生活に必要な基礎的な技術を身に付けている。
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・ |
生活や技術に関する基礎的な事項や生活と技術とのかかわりについて理解し,知識を身に付けている。 |
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【家庭分野】 |
○ |
小学校の家庭科の学習が「よく分かる」「だいたい分かる」と答えた児童の割合は70.2パーセントである。 |
○ |
中学校の内容「A(1)中学生の食事と栄養」の栄養素に関する内容や「A(3)衣服の選択と手入れ」の手入れと補修に関する内容において指導の工夫等が必要。 |
○ |
生活経験の違いや生活技能の低下に対応するための,実習等の時間の確保が課題である。
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【技術分野】 |
○ |
内容「A技術とものづくり」と比較して「B情報とコンピュータ」の知識や技能の習得状況が良好である傾向が見られる。 |
○ |
他教科との連携に配慮した指導計画の作成が課題である。 |
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【家庭分野】 |
○ |
小,中,高等学校の学習の系統性について一層の検討が必要。 |
○ |
衣・食・住の基礎的・基本的知識・技能などとともに社会の変化に対応する内容も基礎・基本である。 |
○ |
知識とともに,技能が高まる程,自己効力感も高くなる。手や指の巧緻性を含め,基本的な技能を身に付け,実践につながるようにすることが大事である。 |
○ |
社会や家庭生活の変化に伴い,食に関する指導,消費や環境に関する指導,幼児や高齢者との交流や介護を含めた人とのかかわりに関する指導,安全に配慮した住生活の指導などの推進が課題である。
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【技術分野】 |
○ |
ものをつくる過程を通して,必要な知識や技術を教えることが大事である。 |
○ |
技術が生徒の目に触れない状況の中,技術を適切に評価できる力も必要となっている。そこで,世の中で活用されている「材料の加工」,「エネルギーの玄関・利用」,「情報の処理・活用」,「生物生産」に関する技術を取り上げる必要がある。 |
○ |
「B情報とコンピュータ」と高等学校の「情報」に関する教科・科目との連携が課題である。 |
○ |
日常生活におけるコンピュータの普及に伴い,操作の方法の指導をどう扱うか,情報モラルについての指導を充実していくことが課題である。 |
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思考力や表現力等の育成
・ |
生活について見直し,課題を見つけ,その解決を目指して自分なりに工夫し創造する。 |
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【家庭分野】 |
○ |
小学校の家庭科の学習を家庭生活で「とても役に立つ」「わりと役に立つ」と思う児童の割合は76.0パーセントである。
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【技術分野】 |
○ |
生徒のアイデアを生かせる題材の工夫と,実生活に生かす指導の工夫が課題である。 |
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【家庭分野】 |
○ |
学習した知識や技能を実生活で生かす力を育成するための指導の工夫が課題である。 |
○ |
小学校の「(8)家庭生活の工夫」における,題材構成の一層の工夫や家庭との連携が課題である。
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【技術分野】 |
○ |
ものづくりの経験が,計画通りに進める力,ものをうまくつくる力,構想を実現する力などを育てる。 |
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学ぶ意欲等の育成
・ |
生活や技術について関心をもち,生活を充実向上するために進んで実践しようとする。 |
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○ |
中学校の技術・家庭を「とても好き」「まあ好き」と回答した生徒は51.8パーセントである。 |
○ |
ものづくりなど実践的・体験的な学習活動が多いので,児童生徒は完成する喜びや体験する楽しさを感じている。
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【家庭分野】 |
○ |
小学校の家庭科を「とても好き」「まあ好き」と回答した児童は63.7パーセントである。
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【技術分野】 |
○ |
将来の職業としてIT関係や技術開発等を選ぶ中学生の割合が,他国と比較して少ない状況にある。 |
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【家庭分野】 |
○ |
実践的な態度の育成には,家庭生活に関心を向け主体的に生活に関わろうとする意欲を育てる指導の工夫が課題である。 |
○ |
自分で献立を立てて実習することにより,生徒の自信を引き出し,実際の生活に生かそうとする意欲や態度を育てることが大事である。 |
○ |
子どもたちが学習したことがらを家庭にもち帰り,それぞれの家庭で実践されるように働きかけることが大切である。
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【技術分野】 |
○ |
「ものづくり」を多く経験したと意識する児童生徒ほど自信を持ち,「働くこと」や「技術に関する職業等」への関心が高い。また,技術的行動がとれる子どもは創造的態度が高くなる。 |
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主な論点の柱 |
調査結果等に基づく成果と課題(例) |
主な意見(例) |
知識や技能等の育成
・ |
情報及び情報技術を活用するための基礎的・基本的な知識を身に付けている。
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・ |
情報の収集・選択・処理を適切に行うことができる。 |
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○ |
各科目とも,知識と技能の習得状況はおおむね良好。 |
○ |
生徒の情報機器の操作技能等は向上している。 |
○ |
コンピュータの操作の仕方など,情報技術の習得に重きを置いた指導が多く,情報手段の特性や情報を適切に扱うための基礎的な理論,情報モラル,マナーや遵法精神などを含むバランスのとれた情報活用能力の育成が課題。 |
○ |
中学校技術「B情報とコンピュータ」との連携が課題。 |
○ |
国語や数学など,他教科等との連携の強化を図る必要がある。 |
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○ |
心への影響や情報モラル,情報の機能や本質について教えていく必要がある。 |
○ |
情報に関する状況は急速に進展している。変化も大きい。知識・技能で不易の部分と流行の部分があるが,基礎・基本としての不易の部分を教えていくことが大事である。 |
○ |
知識については系統的な学習が必要である。校種間の接続が大事であり,そのためには小中高で何をすべきかを示すべきである。 |
○ |
スキルの指導も大事だが,3観点(情報活用の実践力,情報の科学的理解,情報社会に参画する態度)をバランス良く身に付けさせることが大事である。 |
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思考力や表現力等の育成
・ |
情報活用の方法を工夫したり,改善したりするとともに,情報モラルを踏まえた適切な判断をすることができる。
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・ |
情報を目的に応じて表現することができる。 |
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○ |
各科目とも,思考力や表現力を育むための指導計画や教材の工夫が行われている。 |
○ |
情報を目的に応じて表現する力の育成については,おおむね良好。 |
○ |
体験的な活動を通した情報モラルを育成する教材や指導法の工夫が課題。 |
○ |
発達段階に応じた問題解決能力を育成する教材や指導法の工夫が課題。 |
○ |
コンピュータの操作の仕方など,情報技術の習得に重きを置いた指導に占める時間が多く,合理的判断や創造的思考力,表現・コミュニケーションなどに役立てる力の育成が必要。 |
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○ |
高等学校での情報は,情報活用の実践力の育成より,問題解決方法,表現力の育成に重点を置くべきである。 |
○ |
情報教育が目指しているのは問題解決能力である。社会に出た時に役立つ,必要な思考力・判断力を身に付けさせることが大事である。 |
○ |
表現もコンピュータに依存しすぎている。操作・技能としてアナログによる表現力の低下が著しい。 |
○ |
思考については,操作中心なので課題解決型の授業が少ない。 |
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学ぶ意欲等の育成
・ |
情報や情報社会に関心を持ち,身の回りの問題を解決するために進んで情報及び情報技術を活用し,情報社会に主体的に対応しようとする。 |
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○ |
実習等の教材や指導計画の工夫によって,生徒の学習意欲はおおむね高い。 |
○ |
学ぶ意欲を育む指導については,おおむね良好。 |
○ |
コンピュータの操作の仕方などの情報技術を習得している生徒への手だてが不十分。 |
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○ |
今の生徒は全般的に意欲が低下している。内容を身近なものにするなどして意欲を喚起することが大事である。 |
○ |
意欲については全般に良好である。指導内容の無駄な重複を避ければ意欲を持続させることができる。 |
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