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第2章 キャリア教育の推進のための方策
3
学校間・学校種間の更なる連携・協力の推進
提言8(教育委員会・学校)
○
小・中・高・大の学校間、校種間の連携・協力
これまでも、高等学校と大学・専門学校等間でのオープンキャンパス、高校生の大学等の授業への参加や単位認定、大学から高等学校への「出前講座」の実施や高大連携協議会等の設置など、高大連携の取組が広がってきている。しかし、いわゆる「出口指導」や「授業紹介」にとどまっているなど、キャリア教育の視点から取り組まれてきたとは言い難い面もある。例えば大学卒業後を想定して、就職を希望する企業・行政機関等での体験を行ってみるなど、今後、「大学等の向こうにある社会」を生徒に意識させた、キャリア教育の視点から連携協力のための方策を工夫・推進することが望まれる。
また、小・中・高等学校を通じた組織的・系統的なキャリア教育を行うという視点から、学校種間の円滑な接続を図ることが求められる。また、生徒の興味・関心及び進路希望等に適切に対応するため、専門学科、総合学科と普通科それぞれの教育力を生かした学校間連携も一層充実させるよう検討することが重要である。さらに、上級学校からの適切な情報提供等についても積極的に進めることが望まれる。
人的交流の推進としては、次のことが考えられる。
・
教職員の交流の推進
高等学校と大学・専門学校等の円滑な接続を図る観点から、それぞれ教職員の交流を行い、発達段階における授業やキャリア教育における支援策等の相互理解を図ることが考えられる。具体的には、
高校の教職員が大学に出向き、広報やキャリア教育、補習授業、その他の教育研究等を担当したり、
大学の教職員が高校に出向き、キャリア教育や専門領域の授業を担当することが考えられる。
・
生徒・学生の交流の推進
児童・生徒・学生の異年齢の交流は、人間関係形成能力をはじめとした様々な資質・能力、態度をはぐくむ上で、双方にとって極めて教育効果が高い。また、上級学校に対する理解にもつながる。具体的には、高校生が小・中学校に、大学生が小・中・高等学校に出向き、授業や学校行事等に参加することなどが考えられる。このとき、卒業生が母校へ訪問することはさらに有効となろう。また、逆に、小・中学生が高等学校に、高校生が大学に出向き交流することも考えられる。なお、交流は、短期間ではなく、長期間、また継続的に行うことがより効果的であると考えられることから、夏季休業を活用することや年間を通じても実施することが考えられる。
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