第7章 第3節 3 補償の必要性の有無
私的録音録画補償金制度は、ユーザーにとって利便性と私たち権利者の保護とをバランスさせる良い制度だと思っております。
補償金制度は必要であり、あくまでも補償金制度によって対応することが望ましい。パソコンやiPodなどのデジタル機器の普及によって、私的コピーは以前に比べて格段に簡単になり、コピーをする機会が増えているということを否定する人はいないと思います。このことに対して著作物を創作した権利者に何らかの補償をすることは当然だと思うし、補償金によって私的なコピーが許容される今の環境は守られるべきであると考えます。