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3.著作権等に関する意識・考え方

(1) 著作権に対する意識・考え方
1 「著作権」という言葉の認知度
 
「著作権」という言葉の認知度については、全体の約96パーセント

 図表3-1 「著作権」という言葉の認知度
インターネット調査

2 著作権に対する意識
 
権利者の了解を得る必要があるかもしれないと思う行為を尋ねたところ、「自分で購入したCD、ビデオソフト、パソコンソフトをホームページに掲載したりファイル交換ソフトで交換すること」(全体の約86パーセント)、「自分で録画したテレビ番組をホームページに掲載したりファイル交換ソフトで交換すること」(約78パーセント)といった回答が多かった。

 図表3-2 権利者の了解を得る必要があるかもしれないと思う行為
インターネット調査

(2) 私的録音録画補償金制度に対する意識・考え方
1 私的録音録画補償金制度の認知度
 
私的録音録画補償金制度の認知度については、全体の約28パーセント

 図表3-3 私的録音録画補償金制度の認知度
インターネット調査

2 認知した理由
 
私的録音録画補償金制度を認知した理由については、「新聞・雑誌等の記事、広告から」「録音機器や録画機器などのカタログや取扱説明書、及び録音用ディスク(MDや各種CD)や録画用各種DVDディスクのパッケージから」がいずれも私的録音録画補償金制度を認知している回答者の約49パーセントと最も多かった。

3 補償金の金額の認知度
 
補償金の金額については、私的録音録画補償金制度を認知している回答者の約28パーセントが認知している。

4 補償金の対象機器・媒体の認知度
 
補償金の対象機器・媒体としては、録画用各種記録媒体についての認知度が最も高く、私的録音録画補償金制度を認知している回答者の約60パーセント。
次いで、DVDレコーダー(ハードディスク内蔵型のもの)約39パーセント、DVDレコーダー(ハードディスク内蔵型でないもの)約34パーセント、D-VHS(データ・ビデオ・ホーム・システム)約27パーセント、VCR(デジタル・ビデオ・カセットレコーダー)約27パーセントとなっている。

5 SARVHの認知度
 
社団法人私的録画補償金管理協会(SARVH)の認知度は、私的録音録画補償金制度を認知している回答者の約15パーセント。

6 補償金支払いの必要性
 
私的使用目的のデジタル方式の録画に関して、著作権をもつ権利者に補償金を支払うことの必要性については、全体の約48パーセントが必要であると回答している。

 図表3-4 補償金支払いの必要性
インターネット調査

7 補償金支払い方法として望ましい仕組み
 
補償金支払い方法として望ましい仕組みは、録画のために購入する機器や媒体の価格に比例したお金を支払う仕組み(現在の私的録音録画補償金制度)が最も高く、補償金を支払うことが必要と回答している層の約72パーセントが好ましいと回答。

 図表3-5 補償金支払い方法として望ましい仕組み
インターネット調査

8 補償金支払いが必要でない理由
 
補償金支払いが必要でない理由は、「私的使用は本来自由であるべきだから」が全体の約67パーセントと最も多く、次いで「権利者側の必要に応じて技術的に複製が制約されているから」が約16パーセント。

9 共通目的事業の認知度
 
共通目的事業の認知度は全体の約5パーセント。

10 共通目的事業への支出の必要性
 
共通目的事業への支出の必要性については、全体の約60パーセントが必要と回答。

 図表3-6 共通目的事業への支出の必要性
インターネット調査

11 共通目的事業として必要な事業
 
共通目的事業として必要な事業は、「著作権制度に関する教育及び普及啓発のためのパンフレットや小冊子の作成」(全体の約50パーセント)、「著作権及び著作隣接権の保護に関する国際協力」(約43パーセント)といった回答が多かった。

12 共通目的事業への支出が必要でない理由
 
共通目的事業への支出が必要でない理由としては、大きく、事業の目的や必要性、事業の妥当性、事業の実施体制、事業の効果に集約される。
その中でも特に、事業の目的・必要性として「補償金は権利者に全額支払われるべき」、事業の実施体制として「不適切な使途、管理体制を危惧する」、事業の効果として「費用対効果が低い」という回答が多かった。

(3) BS/地上デジタル放送の著作権保護技術に対する意識・考え方
1 コピーワンスの認知度
 
コピーワンスの認知度は、全体の約38パーセント。

2 コピーワンスの必要性
 
コピーワンスの必要性については、「不便になるが、不正利用を防ぐためにはやむを得ない」が全体の約56パーセントと最も多く、権利保護のためには当然必要な仕組みである」とあわせて約66パーセント。「とても不便であり困る」は32パーセントに過ぎない。

3 コピーワンスが不便な理由
 
コピーワンスが不便な理由については、「番組のダビングができない点」(全体の60パーセント)、「バックアップができない点」(約48パーセント)、「容量不足や電源断などの原因により、録画した番組を他の媒体に移動しようとして失敗した場合、録画した番組はどこにも残らず消失する点」(約47パーセント)とする回答が多かった。

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