5 障害のある者への配慮

○ 教員採用選考試験時の配慮の周知方法

 平成20年度選考試験において、障害のある者に対し一般的な配慮を行うことについては、64県市が募集要項又は受験志願書に、例えば「身体に障害等があり、試験会場において特に配慮を必要とする者は、出願時にその旨を申し出ること。」等と記載し、一般的な配慮を周知している。
下線は20年度採用選考試験において新規に導入又は昨年度から変更のあった県市
募集要項又は受験志願書に記載している県市 64県市
前年度62県市
全ての県市

パンフレット又はホームページに記載している県市 41県市
前年度37県市
岩手県、下線ここから宮城県下線ここまで下線ここから山形県下線ここまで下線ここから茨城県下線ここまで下線ここから栃木県下線ここまで、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、下線ここから山梨県下線ここまで、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、下線ここから鳥取県、下線ここまで島根県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、下線ここから仙台市下線ここまで、千葉市、下線ここから新潟市下線ここまで、川崎市、京都市、堺市、広島市

【選考試験時の配慮について、具体的に記載又はその他の方法で周知している例】

県市名 周知方法 記載内容・その他の周知例
北海道札幌市 募集要項 【募集要項記載内容】
 身体に障害がある方については、障害者特別選考の志願者に限らず、点字や拡大文字受検、手話によるコミュニケーション等、障害に応じた配慮を行い、支障なく受検できるよう努めております。
 検査会場において配慮を必要とする方は、出願時に願書の「障害者に係る配慮希望事項」欄に記入するとともに、願書の提出先に連絡してください。
岩手県 募集要項等 【募集要項記載内容】
 障害者特別選考試験を受験する方以外にも、身体に障害のある方については、点字や拡大文字受験、手話によるコミュニケーション及び車いすでの受験等、障害に応じた配慮を行います。受験方法、施設面等での配慮を必要とする方は、出願時に電話、文書等で申し出てください。
宮城県仙台市 募集要項等 【その他の周知例】
  • (県内に対して)
    •  県社会福祉協議会を始め、県内の障害福祉団体あてに募集要項等を持参して趣旨の説明を行うとともに、募集要項等の配付を依頼している。
  • (全国に対して)
    •  各都道府県障害者雇用促進協会等の障害者関係団体へ選考案内を送付している。
東京都 募集要項等 【ホームページ記載内容】
 障害者特別選考受験者については、一般受験者と同等の条件となるよう、受験に際して一定の配慮を行っています。具体的な方法等については、電話やファクシミリなどにより、受験者と直接相談の上、決定します
神奈川県 募集要項等 【募集要項記載内容】
  • 視覚障害のある方は、点字問題あるいは拡大文字での受験ができます。
  • 車いす等の使用を必要とする方は、試験会場を1階にするなどの配慮をします。
  • 聴覚に障害のある人で手話通訳を必要とする方、その他身体障害等のため受験上の配慮を希望とする方は、あらかじめご相談ください。
滋賀県 募集要項等 【その他の周知例】
 大学における説明会で周知を図っている。
香川県 募集要項等 【募集要項記載内容】
 身体に障害があるなどの理由で、特別な配慮を必要とする者の受験に当たっては、その障害の内容や程度に応じて、受験教室等について配慮するほか、試験内容の一部を免除することがあるので、希望する事項を願書「受験上の配慮を希望する事項」欄に記入するとともに、事前に相談すること。
愛媛県 募集要項等 【その他の周知例】
 身体障害者福祉団体に志願要項を送付し、それぞれのネットワークを活用した周知を依頼した。
熊本県 募集要項等 【募集要項記載内容】
 身体に障害等があり、考査会場において配慮を必要とする受考者(車椅子使用、点字受考等)は志願書に明記するとともに、出願時に電話連絡すること。
大分県 募集要項等 【その他の周知例】
 関係団体(聴覚障害者センター等)を訪問し周知を図った。
沖縄県 募集要項等 【募集要項記載内容】
 身体に障害があり、試験実施において配慮(点字受験等)を必要とする場合は、願書に記入のうえ、口頭でも申し出ること。
川崎市 募集要項等 【募集要項記載内容】
 身体等の事情により、受験に際して特に配慮を必要とする場合は、受験申込書の所定の欄にまるを付け、事前に教職員課に相談してください。状況に応じて、拡大文字での実施や試験補助者の配置等、受験に際し支障が生ずることのないよう配慮します。
大阪市 募集要項 【募集要項記載内容】
 身体に障害を有すること等により、受験に際して配慮を必要とする場合(手話、筆談、車椅子の使用、点字、拡大文字による受験等)は、受験者登録票の「身体の障害による受験配慮内容」に希望する配慮の内容を記入し、出願してください。なお、身体障害者対象選考においては、障害の程度に応じて実技テストの一部免除又は振替を行います。

前のページへ

次のページへ