職場体験を充実させるためには、活動内容はもちろんのこと、その安全な実施について十分に配慮しなくてはならない。特に、仕事や職場への慣れによる気のゆるみや注意力の低下による事故に注意しなければならない。
また、次年度に向けての継続的な実施や地域の協力に応えるという観点からも、より体験先との連携を深めていかなくてはならない。そのためにも職場体験実施期間中における学校側の指導体制は、いろいろな場面を想定して確実に対応できるものとすることが重要である。
緊急時の対応はもちろんのこと、体験先への訪問活動は、教職員にとっても地域や地元の事業所の方々とのコミュニケーションを広げる機会でもある。また、積極的に体験先を訪問し、生徒の様子の確認や励まし、評価をしていくことが今後の生徒一人一人の指導に生かされ、また、来年度の実施に向けて充実させていくことになる。
生徒の活動 | 教員の動き | 体験先との連携 | 留意点 |
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出勤 |
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○活動日によって、体験時間が変わる場合も |
体験活動 |
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○職場訪問はお礼と生徒の様子の確認のために ○写真撮影等の取材は事前確 認を |
昼食 |
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○リラックスした雰囲気の中で、進路や勉強についてのお話を |
活動内容のまとめ |
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○体験先の方に1日の活動の簡単な評価していただけるよう事前の連絡を十分に |
体験活動終了 |
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帰宅 |
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○終了の確認を簡単にとれる方法を確立 ○帰宅が遅い場合は、学校へ連絡が入るように |
欠席 |
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○保護者からでも、学校からでも、体験先に確実に連絡が取れる方法を |
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生徒の体調不良 |
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○体調不良等、無理をしない指導を十分に ○職場体験期間中の保護者の所在を確認 |
体験による事故発生 |
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○事故発生時には、生徒の安全に十分配慮していただけるよう、事前連絡は十分に |
-- 登録:平成21年以前 --