GIGAに慣れる―導入にあたって

1-④
はじめてのパスワード指導

校種・学年 小学校以上
活用の概要  1人1台のICT端末とクラウドのIDを配布するタイミングで、パスワードに関する指導を行った。
 パスワードとは何か、なぜ設定する必要があるのか、失くしたり忘れたりしたらどうなってしまうのか…、などパスワードの概念を分かりやすくイメージできるように教師自作のプリントを用意し、児童生徒がパスワードの大切さについて考える時間を設定した。また、キーボード上の記号を分かりやすく指導するための支援プリントの準備を行った。
準備するもの ・ICT端末
・キーボードの写真
・ワークシート「パスワードを考えよう」
  •  パスワードに関する学び
    自分のパスワードを考える活動
  • ICT端末利用上の基本的なルール・
    基本的な情報セキュリティの理解

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「アカウント」、「パスワード」を初めて指導する際に、「アカウント」は住所、「パスワード」は鍵という例えを使いながら説明した。パスワードを他人に教えることは、家の鍵を渡すことと同じだと指導した。

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児童生徒が記号入力等をしやすくなるように、キーボード部分を写真に撮り、そこに直接書き込むようにして、記号等の説明を行った。児童生徒は手元でプリントを見ながら入力できるので、有効な支援となった。

アドバイザーからのコメント

 発達段階に応じて、アカウントやパスワードを分かりやすく説明するための工夫が必要になってきます。学年を問わず、アカウントもパスワードも他人に教えてはならないこと、自分でしっかり管理する必要があることを指導していくことが必要です。
 イラストや身近な例えを使うことで、児童生徒にとって理解しやすいものとなります。また、キーボード入力に慣れるまでは、視覚的な支援が有効です。