1  概要
　平成28年4月に「大学スポーツの振興に関する検討会議」を設置し、平成29年3月に同会議の最終とりまとめを策定し、平成30年度中の大学横断的かつ競技横断的統括組織（仮称） （以下「日本版NCAA」といいます。）の創設を目指すこととされました。このため、同年9月に「日本版NCAA創設に係る学産官連携協議会」を設置し、日本版NCAAの具体的な制度設計 について、安全安心、学業充実、マネジメントの3つのワーキング・グループにて議論を行いました。
  そして、今般、これまでの議論を踏まえ、大学及び学生競技団体（又は学生スポーツを担当する中央競技団体）が中心となり、来年度より大学横断的かつ競技横断的統括組織設立準備委員会（以下「委員会」といいます。）を設置する予定です。委員会では、これまでの議論を踏まえ、より具体的に設立に向けた準備を進めていき、委員会を母体として、平成30年度中に、日本版NCAAの立ち上げを行う予定です。
  つきましては、委員会に参加する団体を募集します。日本の大学スポーツの発展に一役買おうという意欲のある団体のご応募をお待ちしております。

2　委員会内容
　1）委員会（親会議）について
　委員会では、以下の内容について検討及び実施し、日本版NCAAの立ち上げを行います。
（検討内容）
 定款作成及び趣意書の確定、並びに団体の登記
 事業計画の作成（学業充実や安全安心・医科学、事業・マーケティングの内容を含む）
 賛助会員等の募集
 大学横断的かつ競技横断的なプラットフォームの形成に当たり、共有化するべき情報の検討
 安全対策のガイドライン策定等に当たっての大学スポーツの実態調査　  等
※委員会は、年3回程度の開催を予定しておりますが、開催に当たり、各団体を代表して1名御出席をお願いいたします。

　2）作業部会について
　委員会に諮る素案の検討及び作成等を行うため、委員会とは別に、委員会に参加する団体及び有識者からなる作業部会を設置します。
　作業部会のメンバーについては、5の応募期間のただし書に掲げる期日までに申請のあった団体及び有識者の中から、第1回設立準備委員会の際に決定する予定です。なお、作業部会における具体的な作業や議論については、団体の実務責任者の方（スポーツ・アドミニストレーター相当の方を想定）に、担って頂くことを想定しています。

3　応募資格
以下の（1）及び（2）を満たす団体であること。
（1）以下の1又は2の団体であること
   1．国立大学、公立大学又は私立大学
   2．公益財団法人日本体育協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、日本パラリンピック委員会又は公益財団法人日本障がい者スポーツ協会に加盟又は登録する競技（準加盟又は承認に相当する競技を含む。）の学生競技団体（地域を代表するものは除く。）又は中央競技団体
（2）別紙の設立趣意書（案）の趣旨に賛同し、スポーツ庁及び参加団体と連携及び協働して日本版NCAAの設立に向けた準備に取り組むことができること

4  応募方法
　応募される団体は、期日までに、別添の参加表明書に必要事項を記載の上、以下の提出先に郵送してください。
　提出先：（住所）〒100-8959　東京都千代田区霞が関3-2-2
（宛先）スポーツ庁 参事官（地域振興担当）付　企画係

5　応募期間
　委員会への参加は、本日から平成30年12月28日（金曜日）まで（当日消印有効）。
　ただし、作業部会への参加を希望する場合は、平成30年6月30日（金曜日）までの応募が必要です（当日消印有効）。

6　任命
　応募をいただいた団体が応募資格を満たす場合、特段の事由を除き、全て委員会の委員に就任するものとします。
　また、作業部会のメンバーは、5の応募期間のただし書に掲げる期日までに申請のあった団体及び有識者の中から、第1回設立準備委員会の際に決定する予定です。なお、作業部会における具体的な作業や議論については、団体の実務責任者の方（スポーツ・アドミニストレーター相当の方を想定）に、担って頂くことを想定しています。

7　今後のスケジュール
平成30年6月30日   設立準備委員会作業部会の公募の締切
　　　　夏頃　　　 第1回設立準備委員会の開催（作業部会のメンバーの決定）
　　　　秋頃　　　 第2回設立準備委員会
平成30年12月30日　設立準備委員会の公募の締切
平成31年春頃　     　第3回設立準備委員会、日本版NCAAの設立