2019年度「スポーツ人口拡大に向けた官民連携プロジェクト・ビジネスパーソン向け国民運動(FUN+WALK PROJECTの推進)」委託事業の公募について

平成31年2月5日

1.事業名
 スポーツ人口拡大に向けた官民連携プロジェクト・ビジネスパーソン向け国民運動(FUN+WALK PROJECTの推進)

2.事業の趣旨
  我が国の国民医療費が約42兆円に達し、その削減が喫緊の課題である中、スポーツ参画人口の拡大を図り、スポーツを通じた健康増進や疾病予防により、健康寿命を平均寿命に近づけていく社会の実現が求められている。
  また、「スポーツ基本計画」では、成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度とする目標を掲げている。国民の誰もが各々の年代や関心・適性等に応じて日常的にスポーツに親しむことのできる機会を創出し、スポーツの実施を促していく必要がある。こうした中、平成29年度の調査では成人の週1回以上のスポーツ実施率は、51.5%に留まっており、特に20代から50代のスポーツ実施率は全体平均よりも低くなっている。さらにこの年代の約8割が「運動不足を感じる」と回答しており、運動不足を感じつつも、忙しくて、スポーツをする時間の取れない働き盛り世代に対する環境整備が必要である。
 このため、官民で連携して国民運動等を展開することを通じて、働き盛り世代が気軽に運動・スポーツに取り組める環境を整備し、運動・スポーツ習慣の定着化による健康増進を図る。

3.事業の内容
 平成29年度にスタートした、「歩く」をキーアクションとした「FUN+WALK PROJECT」(以下、「本プロジェクト」という。)を官民で連携して推進するとともに、働き盛り世代が気軽に運動・スポーツに取り組める環境を整備するため、以下の(1)~(4)の事業内容を実施するものとする。 本プロジェクトに共感する企業・地方自治体等を拡大することで、国民運動としての機運醸成を図る。

(1)官民連携コンソーシアムによるムーブメント創出
  関係省庁、産業界、保険者、地方公共団体、スポーツ・健康関係団体及び有識者等により構成する連携協議会を設置し、国民運動を都市圏にとどまらず地方まで波及させるための行動メニューやプロモーション活動について、本プロジェクトの基本的な方向性や普及拡大策について検討を行う。
※連携協議会の構成組織・団体及び有識者メンバーの構成等については、企画提案内容を踏まえ、スポーツ庁と採択団体が協議の上、決定するものとする。

(2)国民運動の行動メニューの設定
  “歩きやすい服装”での通勤等により、通勤時間や休憩時間等に歩くことを推奨するというこれまでのキーアクションの普及啓発を引き続き推進するとともに、「歩く」に「楽しい」を組み合わせるという本プロジェクトのコンセプトを踏まえ、地方や休日でも取り組める新たな行動メニューを検討、設定する。
 また、現在の歩数の目標設定(プラス1,000歩(約10分)、1日8,000歩を目標)について、統計(「国民健康・栄養調査報告」等)や先行研究のエビデンスから、働き盛り世代に訴求できる心身への健康効果等を踏まえ、目標の再設定の検討や発信等を行う。
 行動メニューの検討の際にはターゲットを明確化し、2021年度までに成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度まで引き上げるという、第2期スポーツ基本計画の目標を踏まえ2019年度の取組がどのように貢献するのかを示すものとする。

(3)定常的なプロモーション活動の実施
 スポーツを実施したくなる環境づくりをさらに促進するため、“歩きやすい服装での通勤”や上記で検討、設定する新たな行動メニュー、また「歩く」効果等を広く周知するため、年間を通じた戦略的なプロモーション活動を展開する。
 ア.ホームページ等の運営
  ホームページについては、原則として現在のWEBサイト(https://funpluswalk.go.jp/)を引き継いで運用するものとし、本プロジェクトに関連する情報についてスポーツ庁の公式ホームページやSNS等も活用しながら幅広い層にリーチする発信を行うものとする(情報発信内容及びアクセス数については定期的にスポーツ庁へ報告するものとする)。
 掲載する情報や更新時期・回数については企画提案内容を踏まえ、スポーツ庁と採択団体が協議の上決定する。また、委託事業終了時はスポーツ庁へ委託事業の中で作成したコンテンツを納品するとともに必要に応じて次期事業者への引き継ぎを行うこと。
  イ.ロゴマークの使用に関する業務
  FUN+WALK PROJECTロゴマークの使用申請受付、問合せ対応、承認審査、配布及び使用状況等についての確認などに関する業務を行う。  ロゴマークの使用申請受付等により得られた個人情報等は責任者を定めて適切に管理するとともに、委託事業終了時にはスポーツ庁へ全て引き継ぐこと。(参考:平成29年12月~平成30年11月までのロゴマーク使用申請数約550件)
 ウ.テレビ、新聞、雑誌、WEBメディア、SNS等を通じた普及啓発
 本プロジェクトを周知し全国的なムーブメントを創出するため、実施施策とテレビや新聞、雑誌といったメディア特性とを勘案した戦略性を持ったPRプランを設計するほか、SNSを活用した訴求を展開するなど、年間を通じたプロモーション活動を実施する。
  エ.イベント・キャンペーン等の実施 ビジネスパーソンの運動・スポーツ実施の機運醸成を図る強化期間として、体力つくり強調月間でもある10月を「FUN+WALK月間」として設定し、ムーブメントの創出に資する中央イベント・キャンペーン等を実施する。
 オ.関係省庁・機関、民間企業との連携によるプロモーション活動
 本プロジェクトの認知と「歩く」というアクションの拡大を図るため、関係省庁・機関の取組(「スマート・ライフ・プロジェクト」、「クールチョイス」等)や、メディア等に訴求力があり、本プロジェクトの普及に効果的な民間企業・団体等のイベント等との連携による普及広報活動を実施する。

(4)事業報告書の作成
 (1)~(3)の事業実施結果について事業成果報告書を作成し、印刷物1部と電子データをスポーツ庁に提出する。

4.企画競争に参加する者に必要な資格に関する事項
(1)予算決算及び会計令第70条の規定に該当しない者であること。
  なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約の締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2)文部科学省の支出負担行為担当官等から取引停止の措置を受けている期間中の者でないこと。

5.参加表明書の提出
参加表明書の提出は不要とする。(ただし、企画提案書の提出に必要な公募要領等は、下記の「本件担当、連絡先」にて書類を交付又はダウンロードすること。)

6.企画提案書の提出方法等
  (1)企画提案書の提出方法
提出期限までに、原則、E-mailかつ、10部を下記の「本件担当、連絡先」宛郵送又は持参すること。なお、公募要領等において、提出方法が別に示されている場合には、この限りで  はない。
  (2)企画提案書の提出期限等
  提出期限:平成31年3月1日(金曜日)15時必着 
 提 出 先:下記「本件担当、連絡先」に示す場所。

7.説明会の開催日時及び開催場所
開催日時(1):平成31年2月8日(金曜日)11時
開催場所(1):文部科学省16F3会議室
開催日時(2):平成31年2月13日(水曜日)14時
開催場所(2):文部科学省16F3会議室

8.事業規模(予算)及び採択件数
別紙、公募要領等による。

9.選定方法等
スポーツ庁が設置する技術審査委員会において、提出された企画提案書等について書類審査を実施する。必要に応じてヒアリングを行う場合がある。また、必要に応じてスポーツ庁か ら申請団体に対して提出書類の内容の確認、追加資料の提出等を求めることがある。

10.誓約書の提出等
(1)本企画競争に参加を希望する者は、企画提案書の提出時に、支出負担行為担当官が別に指定する暴力団等に該当しない旨の誓約書を提出しなければならない。
(2)前項の誓約書を提出せず、又は虚偽の誓約をし、若しくは誓約書に反することとなったときは、当該者の企画提案書を無効とするものとする。  
(3)前2項は、支出負担行為担当官が誓約書の提出を要しないと認める場合は適用しない。

11.その他
本件に関するその他必要事項については、公募要領等による。


お問合せ先

スポーツ庁健康スポーツ課連携推進係

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(スポーツ庁健康スポーツ課連携推進係)