マナビィ・メールマガジン第329号(令和7年3月24日配信)

■━━━━━□ INDEX □━━━━━■
【1. デジタル公民館 KK2】
◆おすすめ動画
「しごとのにほんご」(外国の方向け)~仕事や生活に最低限必要な日本語を見て、聞いて、まるごと覚える~
【2. 今月のニュース・お知らせ】
◆2025年2月の文部科学省選定作品等の紹介
◆文部科学省選定映画「郷(ごう)」を活用した学習活動等のご紹介
◆探究学習・STEAM教育を支援するWEBサイト「サイエンスティーム」
 スターターキット第2弾公開!-STEAM教育支援補助教材「生成AI活用ガイド」-
◆女性アーカイブセンター企画展示「赤松良子展 男女雇用機会均等法から40年」
【3. 国立青少年教育振興機構の取組】
◆国立阿蘇青少年交流の家
 大学生ボランティアによる自主企画事業~ファミリーキャンプで家族の絆を紡ぐ~
【4. 社会をつくる学びを提案する「社会教育」】
◆「社会教育」4月号(普通号)特集 おとなの学びと国際潮流 世界の生涯学習
【5. その他の情報コーナー】
◆能登半島地震における文部科学省関係の被害情報や対応について
◆社会教育士について
◆マナパスについて
◆リクルート進学総研より
◆「初中教育ニュース」ほか、メールマガジンの御案内について
◆障害者の生涯学習の推進
◆文部科学省での企画競争・公募等の公表、一般競争入札情報に関する調達情報
◆前回読まれた記事TOP3
【★あさだより】
◆マナビィ・メルマガに対するアンケート調査を実施しています!
【編集後記】
 
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.何時でも何処でも誰でも学べる
    デジタル公民館
  霞が関ナレッジスクエア(KK2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
◆おすすめ動画
「しごとのにほんご」(外国の方向け)~仕事や生活に最低限必要な日本語を見て、聞いて、まるごと覚える~
 
 現在、日本で働く外国人労働者は約230万人に達し、過去最多を更新しました。対前年増加率は12.4%となっており、多くの方が日本で働き、生活しています。その中で大きな課題となっているのが日本語の習得です。日本語学習のためのさまざまな制度や教材が開発・提供されていますが、学習機会の不足、経済的負担、学習時間の確保などがハードルとなっています。そこで今回は、KK2が提供する「しごとのにほんご」シリーズ(全24回)をご紹介します。本シリーズは、仕事の現場や日常生活で最低限必要な日本語を「見て、聞いて、まるごと覚える」ことを目標としています。
 全24ステップの動画は、それぞれ2~8分程度と短く、手軽に視聴できます。また、テキストも公開していますので、お手元に用意することでより理解しやすくなります。学習内容には、「始業のあいさつをする」「指示がわかる」「指示・許可を求める」「時間表現がわかる」「働く意欲を表現する」「終業のあいさつをする」「生活の規律を守る」などが含まれており、仕事や日常生活で役立つ実践的な日本語を学べます。
 字幕はひらがな、ローマ字、英語に対応し、イラストや役者によるドラマ形式のシーンも取り入れているので、日本語が読めない方でも気軽に学習できます。本シリーズは1993年にビデオ版として制作し、2019年に再編集を行いWebで無料公開しました。どなたでも視聴できますので、日本語を学びたい方にぜひご紹介ください。
 
・しごとのにほんご
https://www.kk2.ne.jp/kk2/biz03/sigoto.html
※資料のダウンロードは、Web会員(無料)でのログインが必要です
 
□お問合せ先
 霞が関ナレッジスクエア(KK2)事務局
 E-mail:kk2seminar@avcc.or.jp
 HP:https://www.kk2.ne.jp/
 
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.今月のニュース・お知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
◆2025年2月の文部科学省選定作品等の紹介
 
 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。
 
詳しくは、こちらをご覧ください
https://www.mext.go.jp/content/20250310-mxt_jogai01-000035785_11.pdf
 
□お問合せ先
 初等中等教育局 学校情報基盤・教材課
 E-mail:emedia@mext.go.jp
 
――――――――――――――――――――
◆文部科学省選定映画「郷(ごう)」を活用した学習活動等のご紹介
 
 この映画は「命」をテーマに、四季を追い自然の移り行く様と万物の流転が描かれており、この瞬間の尊さを感じながら自己理解と他者理解を深める時間をあたえてくれる作品となっています。人生の選択を考え始める青少年にヒントを与え心の成長の手助けとなる学習教材としての活用や教職員を対象とした研修及び社会福祉施設における上映会などにおいても、幅広く活用されています。
 
【活用事例】
 HP:https://letheany.com/service/film-education_gou/
【事前にご視聴したい場合】
 視聴URL:https://vimeo.com/ondemand/gou
 
□お問合せ先
 Letheany&Co.(レシアニー)教育事業部
 電話:0995-70-1622
 E-mail:info@letheany.com
□文部科学省窓口
 総合教育政策局地域学習推進課 地域学習推進係
 E-mail:chisui@mext.go.jp
 
――――――――――――――――――――
◆探究学習・STEAM教育を支援するWEBサイト「サイエンスティーム」
 スターターキット第2弾公開!-STEAM教育支援補助教材「生成AI活用ガイド」-
 
 この度、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の探究学習・STEAM教育を支援するWEBサイト「サイエンスティーム」より、STEAM教育支援補助教材「生成AI活用ガイド」を新規公開いたしました。(小学校編、中学校編、高等学校編)
 本教材の今回テーマである「生成AI」は、STEAM教育を構成する分野、特にS(Science)、T(Technology)、E(Engineering)の知識や経験を重視し、基礎知識から児童生徒への指導方法、倫理的視点まで幅広く扱っています。
 
詳しくは、こちらをご覧ください
・STEAM教育支援補助教材「生成AI活用ガイド」
https://scienceteam.jst.go.jp/starter/
・STEAM関連教育事例
https://scienceteam.jst.go.jp/example/
 
□お問合せ先
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
 総務部 ポータル課 サイエンスティーム事務局
 お問合せフォーム:https://form2.jst.go.jp/s/st_inquire
 
――――――――――――――――――――
◆女性アーカイブセンター企画展示「赤松良子展 男女雇用機会均等法から40年」
 
 国立女性教育会館(NWEC)女性アーカイブセンターでは、企画展示「赤松良子展 男女雇用機会均等法から40年」を実施します。
 赤松良子さんは、1953年労働省に入省、1979年国連日本政府代表部公使に就任、女性差別撤廃条約に賛成の投票を行いました。その後、1982年労働省婦人少年局長に就任。条約の批准に向け男女雇用機会均等法の成立に向け尽力し、「均等法の母」と呼ばれました。
 昨年逝去された赤松さんの歩みとともに、男女共同参画実現のための課題解決について考える資料を展示します。
 
■展示場所:女性アーカイブセンター展示室(国立女性教育会館本館1階)
■期間:3月20日~9月23日
■入場料:無料
 
詳しくは、こちらをご覧ください
https://www.nwec.go.jp/event/archivecenter/index.html
 
□お問合せ先
 独立行政法人国立女性教育会館 情報課
 E-mail:infodiv@ml.nwec.go.jp
 
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.国立青少年教育振興機構の取組
━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
◆国立阿蘇青少年交流の家
 大学生ボランティアによる自主企画事業~ファミリーキャンプで家族の絆を紡ぐ~
 
 昨年10月末、国立阿蘇青少年交流の家(熊本県阿蘇市)において「ファミリーキャンプ!! ~家族の宝探し編~」を実施しました。本事業の特筆すべき点は、企画・運営そのものを高校生・大学生ボランティアが行うことです。
 企画・運営の中心となった3名の大学生は、半年近くかけて企画を練り上げました。当日は、3名の大学生の努力が実を結び、参加した家族は、自然体験やアクティビティを通して、普段とは違う特別な時間を過ごすことができました。
 当施設ではこれからも、青少年の体験活動の機会や活躍できる場を提供していきます。
 
詳しくは、こちらをご覧ください
https://aso.niye.go.jp/event/index.php
 
□お問合せ先
 独立行政法人 国立青少年教育振興機構
 国立阿蘇青少年交流の家
 E-mail:aso-su@niye.go.jp
 HP:https://aso.niye.go.jp/
 
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.社会をつくる学びを提案する「社会教育」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
◆「社会教育」4月号(普通号)特集 おとなの学びと国際潮流 世界の生涯学習
 
 『社会教育』編集長の近藤真司です。4月号の特集は「おとなの学びと国際潮流世界の生涯学習」です。
 今月のことばでは、澤野由紀子さん(聖心女子大学現代教養学部教授)が、「平和の砦としての『生涯学習文化』の構築を」を寄稿しています。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」というユネスコ憲章の有名な前文を引用しながら、世界の分断が進み国際社会が混乱するなか、日本人の内向き傾向が強まり、世紀末には諸外国から注目されていた「生涯学習」の分野でも日本の存在感が薄くなっていること指摘しています。2023年11月19日の第42回ユネスコ総会において採択された『平和、人権、国際理解、協力、基本的自由、グローバル・シチズンシップ及び持続可能な開発のための教育に関する勧告』ヒントに、戦後80年を振り返る日本の社会教育の実践にも積極的に反映させては、と提案しています。
 今月のトピックスでは、加藤かおりさん(国立教育政策研究所生涯学習政策研究部 総括研究官)が「国際成人力調査 第2サイクル調査結果公表について」を執筆しています。日本の「成人力」の習熟度は、前回同様にOECD平均を上回る高さを維持していたことを報告しています。
 続いて特集の1つ目として、坂口 緑さん(明治学院大学教授)と伊藤林太郎さん(渋谷区教育長)が連名で「学習都市としての渋谷区:  ASEAN+3 アジア学習都市会議の報告」を寄稿しています。2024年10月にタイ・バンコクで開催されたASEAN+3 アジア学習都市会議に日本から参加する都市として推薦された東京都渋谷区が招待を受けて参加し、その重要ポイントを紹介しています。この国際会議では「都市にとっての課題と学習」について議論され、ユネスコ学習都市グローバルネットワークに加わる意味について論じています。
 特集の2つ目として、大澤悠季さん(特定非営利活動法人シブヤ大学学長)が「タイ・韓国における青年政策の事例と考察」を報告しています。ASEAN+3 アジア学習都市会議に参加し、韓国の青年政策拠点とまちづくり団体への訪問の成果をまとめています。バンコク職業訓練学校、FreeForm School、韓国のソウル広域青年センター、カンファユニバース(江華島)について紹介し、都市部の青年層の抱える課題は、日本と通じる部分が大きく、義務教育と成人教育の間で青年層に向けた政策が行き届いていないこと、都市部に暮らす青年層の多くが他地域からの移住者であるゆえに身近なつながりや頼れる存在がおらず孤立しがちなこと、学歴、職歴などのプレッシャーに溢れた日常から身体的、精神的に離れる時間が足りていないことなども共通点と指摘しています。日本の青年政策においても当事者がつくり手として活躍する団体が増えることを期待するという提言を行っています。
 特集の他には、妹尾雅巳さん(佐渡市立南佐渡中学校長)が「社会教育主事の経験を学校現場に ~『等話』を活用した特別活動の取組~」を提言しています。
 2025年度が始まります。地域を元気にする「社会教育」の機能と役割について、国際的な広い視点から「相対的」に考えてみるのもいいかもしれません。
 
詳しくは、こちらをご覧ください
https://www.socialedu.net
 
□お問合せ先
 (一財)日本青年館 「社会教育」編集部 近藤
 Tell:03-6452-9021
 E-mail:leh07376@nifty.com
 
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5.その他の情報コーナー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■
◆能登半島地震における文部科学省関係の被害情報や文部科学省等の対応について、随時更新しております。
https://www.mext.go.jp/a_menu/notohantoujisin/index.html
 
――――――――――――――――――――
◆人づくり・つながりづくり・地域づくりにいま、社会教育士が必要です
「社会教育士」についての特設サイトと活躍事例動画を公開中。是非御覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/mext_00667.html
 
――――――――――――――――――――
◆マナパス-社会人の大学等での学びを応援するサイト-
キャリアアップ・キャリアチェンジに役立つ学び直し講座や支援制度に関する情報を発信する社会人のためのポータルサイト「マナパス」を公開中です。是非御覧ください。
https://manapass.jp/
 
――――――――――――――――――――
◆リクルート進学総研による大学・専門学校・高等学校に関する最新情報は、こちらを御覧ください。
https://souken.shingakunet.com/
 
――――――――――――――――――――
◆文部科学省、また関係機関では、様々なメールマガジンを配信中です。是非、これらの配信登録もお願いいたします。・初中教育ニュース(初等中等教育に関する情報やイベントのお知らせなど)
https://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/symel.htm
・専修学校 #知る専(専修学校の魅力を動画やメールマガジン等で絶賛発信中)
https://shirusen.mext.go.jp/
・NITSニュース(教職員支援機構から機構主催研修情報などを隔週金曜日に配信)
https://www.nits.go.jp/magazine/
・NWECだより(国立女性教育会館から男女共同参画にかかわる情報を毎月配信)
https://www.nwec.go.jp/about/pr/mail/index.html
 
――――――――――――――――――――
◆障害者の生涯学習の推進については、こちらを御覧ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index.htm
 
――――――――――――――――――――
◆文部科学省での企画競争・公募等の公表、一般競争入札情報に関する調達情報は、こちらを御覧ください。
・企画競争・公募等の公表
https://pf.mext.go.jp/gpo3/MextKoboHP/list/kp010000.asp
・一般競争入札情報
https://pf.mext.go.jp/gpo3/kanpo/gposearchi.asp
 
――――――――――――――――――――
◆前回読まれた記事TOP3(3月8日~3月24日)
※3月8日配信号
1. 令和7年度の研究交流会・資質向上研修事業等の日程が決定しました
https://www.nier.go.jp/jissen/index.htm#center_jigyou
2. 新着動画
 変化と向き合う心と体~健康の3本柱を支える「心柱」とは~
https://www.kk2.ne.jp/kk2/biz02/mind-body02.html
3. スポーツで新たなスタートも前向きに!「ここスポ」
https://cocospo.go.jp/
 
――――――――――――――――――――
★ あさだより
――――――――――――――――――――
 3月8日、長崎市内で開かれた長崎原爆被災者協議会主催の「~日本被団協ノーベル平和賞受賞記念~長崎平和フォーラム」に行きました。佐世保からは高速バスで1時間半かかりますが、ぜひ参加したかったので、抽選の結果、聴講券が届いたときは嬉しかったです。
 田中重光長崎被災協会長の基調講演をはじめ、印象に残ったことはたくさんあります。特に、故 谷口稜曄(すみてる)さんの焼けただれた「赤い背中」の映像は衝撃的でした。被害の実相を正しく知り、伝えていくために、言葉だけでなく、実物や映像資料もとても重要だとあらためて感じました。
 鈴木史朗長崎市長が仰った「世界中の誰にも、二度と同じ体験をさせてはならない」。同感です。
 「微力だけと無力じゃない」。高校生平和大使のスローガンです。素敵な言葉ですね。私も全く微力ですが、無力ではないと信じて努力を続けたいです。
(長崎県立大学学長 浅田 和伸)※元総合教育政策局長
 
――――――――――――――――――――
◆マナビィ・メルマガに対するアンケート調査を実施しています!
 マナビィ・メールマガジンでは、文部科学省、自治体、企業、団体等の生涯学習・社会教育に関する活動等について紹介しています。
 よりよいメルマガ作りの参考とするため、アンケート調査を実施していますので、御協力お願いします。
 
詳しくは、こちらをご覧ください
https://forms.office.com/r/932LALwU4w
 
-----------------------------------------
編集後記
-----------------------------------------
 あっという間に令和6年度も最終号となりました。
 編集担当(田中)は、令和4年10月8日号から登場(担当)しております。毎月2回配信ということで、気が付けば「30号以上」編集後記を書いていました。
 編集後記も「業務の一環」です。書くのは当たり前ですが、正直、、、我ながらよく書き続けたなと思います。
 このコーナーを担当してから、普段の生活から「編集後記のネタ探し」の視点で過ごすようになりました。なんとなく疑問に思ったこと・目に入ったものは、意識的に調べるようにしています。
 始めてみると、結構新たな発見があって面白い…!ニッチな知識が増えたかなと。雑学王になれる日もそう遠くない?
 と、(しみじみ)書いておりますが、まだ来年度の体制は分かっておりません(笑)
 4月以降も編集担当になれるのか…書きたいネタはたくさんあるのですが…
 読者の皆さまもドキドキしながら4月8日号をお待ちください!
 
-----------------------------------------
編集長 高木 秀人
    文部科学省 総合教育政策局
    地域学習推進課長
編 集 榎木・萱津・田中
Tell:03-5253-4111(内線2974)
E-mail:manaby@mext.go.jp
バックナンバー:https://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/1263046.htm
※無断転載禁止
※配信登録・解除はこちらです
https://www.mext.go.jp/magazine
解除できない場合は、お手数ですが上記アドレスまで御連絡ください

お問合せ先

総合教育政策局地域学習推進課 地域学習推進係・地域振興係

電話番号:03-5253-4111(内線2974)
メールアドレス:manaby@mext.go.jp

(総合教育政策局地域学習推進課 地域学習推進係・地域振興係)