初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第498号(令和6年9月27日)

[目次]

【発行】
(1)教育委員会月報9月号を文科省HPに掲載しました!
(2)「初等教育資料」10月号を発行しました!

【お知らせ】
■教職員向け
(1)文化庁主催・著作権講習会のアーカイブ配信を開始しました!
(2)小6社会「国際理解」単元で使える教員用授業ガイドできました!

■学校・教育行政関係者向け
(1)令和6年度教育研究公開シンポジウムを開催いたします
(2)【ご案内】令和7年度子どもゆめ基金助成活動の募集を開始します
(3)ウェルビーイング向上のための学校施設づくりのアイディア集公表

■その他
(1)令和6年度「いーたいけんアワード」エントリー企業募集開始!
(2)2024年8月の文部科学省選定作品等の紹介

【課長リレーコラム】学校ネットワークのおはなし~学習のインフラ整備は行政の手でやり切る!~
〔学校情報基盤・教材課長 寺島 史朗〕

【発行】

(1)教育委員会月報9月号を文科省HPに掲載しました!

 9月号は、「シリーズ 地方発!我が教育委員会の取組」をはじめ、読み応えのある記事を掲載しております。
 ぜひ御一読ください。令和3年度4・5月号からの各号もお読みいただけます。
 ↓こちら↓からお読みください! 
 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/geppou/index.htm

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 初等中等教育企画課 地方教育行政係
 電話:03-5253-4111(内線:4676)

(2)「初等教育資料」10月号を発行しました!

 特集1では、「地域社会との連携を生かした教育活動の充実」をテーマとし、地域社会と連携して行う教育活動の意義や実施に当たっての留意点、地城社会と連携して子供の資質・能力を育成するための具体的な取組等を掲載しています。特集2では、「算数科における資質・能力の育成と子供のつまずきの解消」をテーマとし、つまずいた子供を中心に据えた教材研究の重要性や、各領域における代表的な子供のつまずきに対する指導のポイント等を述べています。各学校園の取組の参考にしていただきたいと思います。

 ※詳細は株式会社東洋館出版社HPへ
 https://www.toyokan.co.jp/pages/shotokyoiku

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 教育課程課 教育課程第一係
 E-mail:kyoikuichikakari@mext.go.jp

【教職員向け】

(1)文化庁主催・著作権講習会のアーカイブ配信を開始しました!

 簡単に著作物のコピーや送信ができる昨今、一方で著作物の無断利用によって責任を問われる事例も生じています。   
 著作権制度への理解を深めるため、これらを是非御活用ください。

 ■都道府県著作権事務担当者講習会(約1時間15分) ※10月末日まで
 ■教職員・情報通信技術支援員(ICT支援員)著作権講習会(約1時間50分)※10月末日まで
 ■著作権セミナー「AIと著作権Ⅱ」(約1時間15分)

 詳しくは、こちらを御覧ください
 https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/seminar/2024/

 (お問合せ先)
 文化庁 著作権課 著作権普及係
 E-mail:ckyouiku@mext.go.jp

(2)小6社会「国際理解」単元で使える教員用授業ガイドできました!

 JICAでは、小学校6年生社会科の「国際理解」単元で、JICAの動画や写真を使って授業ができる国際理解教育授業ガイドを作成しました。
 学習活動の流れも示していますので、「国際理解」は授業がしにくいという先生に特におすすめです。卒業式前の授業の準備が楽になります。学習の流れも付いていて、授業の準備のヒントも盛りだくさん。ぜひ御活用ください!
 【教材詳細】 どうするどうなる地球社会 (PDF版もダウンロード可能です)
 https://www.jica.go.jp/cooperation/learn/material/guide6th.html

 (お問合せ先)
 JICA 広報部 地域ひろば推進課
 E-mail:mptgp@jica.go.jp

 (文部科学省窓口)
 大臣官房国際課 大臣官房国際課 海外協力政策係
 E-mail:mext-oisp@mext.go.jp

【学校・教育行政関係者向け】

(1)令和6年度教育研究公開シンポジウムを開催いたします

 国立教育政策研究所では「AI時代の教育データ利活用による学びの可能性~研究と実践~」を開催いたします。
 GIGAスクール構想により教育のICT環境の整備と教育DX化が進み、教育データを教育政策や学校における実践に役立てることが期待されています。本シンポジウムでは、研究者、学校関係者、自治体の政策立案者などの異なるステークホルダーをお招きし、教育データの利活用に関する研究と実践のサイクルを紹介し、AI時代における今後の教育データ利活用の可能性について議論することで、データ駆動型教育の推進に資することを目的とします。

 詳細・申込みはこちら
 https://www.nier.go.jp/06_jigyou/symposium/sympo_r06_02/

 (お問合せ先)
 国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンター
 E-mail:nier_sympo@nier.go.jp

(2)【ご案内】令和7年度子どもゆめ基金助成活動の募集を開始します

 「子どもゆめ基金」は、未来を担う夢を持った子供の健全育成を推進するため、民間団体が行う様々な体験活動や読書活動への支援を行っています。

 ■助成対象期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日までに実施される活動
 ■申請期間:令和6年10月1日~11月19日17時(一次募集) 
 詳しくは、こちらを御覧ください(子どもゆめ基金ホームページ)
 https://yumekikin.niye.go.jp/

 (お問い合せ先)
 独立行政法人国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金部 助成課
 E-mail: yume@niye.go.jp

 (文部科学省窓口)
 総合教育政策局 地域学習推進課 施設係
 電話:03-5253-4111(内線:2650)
 E-mail:shisetsu@mext.go.jp

(3)ウェルビーイング向上のための学校施設づくりのアイディア集公表

 このたび、新しい時代の学びを実現する学校施設のアイディアとその実現プロセスを紹介した「ウェルビーイング向上のための学校施設づくりのアイディア集」を取りまとめました。児童生徒・教職員・地域住民など多様な主体が参画し整備した学校事例(31都道府県・72校)を「共創」「生活」「学び」「環境」「安全」の5つの観点で、89のアイディア、5つのコラムにまとめ、掲載しています。ぜひ御覧ください。

 ※詳細はこちら↓
 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/066/toushin/mext_01888.html

 (お問合せ先)
 大臣官房文教施設企画・防災部 施設企画課 指導第一係
 電話:03-5253-4111(内線:2291)

【その他】

(1)令和6年度「いーたいけんアワード」エントリー企業募集開始!


 文部科学省では、社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた取組を行っている企業の表彰を行っています。
 この度、令和6年度の募集を開始いたしました!
 全国各地の企業の皆様からのエントリーをお待ちしています。

 ■募集期間
 令和6年9月13日(金)~10月25日(金)

 詳細・お申込みについてはこちらを御覧ください。↓
 https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/2024/index.html

 (お問合せ先)
 総合教育政策局 地域学習推進課 青少年教育室事業係
 電話:03-5253-4111(内線:2971)
 E-mail:seisyone-jigyou@mext.go.jp

(2)2024年8月の文部科学省選定作品等の紹介

 文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育 映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。選定された作品については、文部科学省のホームページ上で毎月掲載しています。

 詳しくは、こちらを御覧ください。 
 https://www.mext.go.jp/content/20240917-mxt_jogai01-000035785_5.pdf

 (お問合せ先)
 初等中等教育局 学校情報基盤・教材課 映像等審査担当
 E-mail:emedia@mext.go.jp

【課長リレーコラム】学校ネットワークのおはなし~学習のインフラ整備は行政の手でやり切る!~

〔学校情報基盤・教材課長 寺島 史朗〕

 GIGAスクール構想が本格的に実施されてから、今年で4年目を迎えています。今や、一人一台端末とクラウド環境を活用した授業風景は当たり前のものとなりつつあり、私が小学生や中学生だったころ(もう30年以上も前のことになります。)とは、授業の風景は大きく変わりました。多くの読者のみなさんもそうだと思います。

 GIGAスクール構想以前の2019年3月の状況では、教育用コンピュータは5.4人に1台(つまりは、1人0.18台)でしたが、今では、義務教育段階では1人1台の整備は完了し、高校段階でもほぼ完了しました。

 GIGAスクール構想が打ち出された当時のリーフレットには、次のように書かれています。「1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する。」

 GIGAスクール構想は1人1台端末が注目されますが、インフラ面では、クラウドを前提として、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することが肝なのです。端末は整備されましたが、もう一方のネットワークの状況はどうでしょうか?GIGAスクール構想により、確かにほぼすべての普通教室で無線LAN環境(またはLTE等による接続)は整いました。しかし、授業で様々に活用できる十分な速度(帯域)は確保されているでしょうか?

 4月に文部科学省が公表した調査結果によると、「当面の推奨帯域」を満たす学校は2割程度にとどまっています。また、学校が毎月支払っているインターネット通信費は、多くの学校で1万数千円程度です。我が家は3人家族ですが、携帯電話代金を含めれば1万数千円を通信費として支出しています。数百人の子供たちと先生が過ごす学校の通信費は家庭と同程度しか措置されていません。これでは、いくら端末やクラウドを活用しようとしても十分には動きません。

 これは、学校や先生の責任ではなく、ましてや子供たちには何の責任もありません。電気や水道のように最低限のインフラ整備は私たち行政の責任でしっかりとやり切る必要があります。その土台の上に、先生方の創意工夫による授業が展開され、子供たちの豊かな学びが実現するのです。インフラがしっかりしていないことで何より影響を受けるのは子供たちです。一人一人の学びを保障するためのGIGA環境が、学びの環境の格差を拡げるなどあってはならないことです。このことをしっかりと心に留めて、日々の業務を進めていきたいと思っています。これに共感し、ともに行動していただける担当者が全国にいることを信じています!

 【学校のネットワークの現状や対応策はこちら!】
 学校のネットワークの改善について
 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02734.html


 【GIGAスクール構想に関する様々な事例や情報を発信しています!】
 StuDX Style(スタディーエックス スタイル)
 https://www.mext.go.jp/studxstyle/
 リーディングDXスクール
 https://leadingdxschool.mext.go.jp/
 

お問合せ先

初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部

03-5253-4111 

(初等中等教育局「初中教育ニュース」編集部)