初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第271号

[目次]

□【お知らせ】廃校施設の有効活用について
□【お知らせ】「諸外国の教育統計」平成27(2015)年版を文部科学省ホームページにて公表
□【お知らせ】伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストの募集
□【お知らせ】平成27年12月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介
□【シリーズ】「地域による学校支援活動」(島根県江津市)
□【発刊】「教育委員会月報1月号」について
□【発刊】月刊「初等教育資料」1月号の発刊について
□【発刊】月刊「中等教育資料」1月号の発刊について
□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク81

□【お知らせ】廃校施設の有効活用について

〔大臣官房文教施設企画部施設助成課〕

少子化による児童生徒数の減少により、毎年500校前後の廃校が生じています。公立の小中学校の校舎などを整備する際には、国庫補助や設置者である地方公共団体の財源、すなわち国民・住民の貴重な税金が用いられています。このため、廃校となってしまった後も、その施設を有効活用することが求められています。
廃校施設の有効活用については、所有者である地方公共団体の創意工夫により、様々な用途で活用されており、地域住民が活用できる社会体育施設や公民館などの社会教育施設のほか、小中学校を特別支援学校や幼稚園、保育施設などとして活用することも可能です。活用されていない廃校施設が身近にある場合、行政関係者や地域住民の方々におかれては、是非その活用について御検討ください。
文部科学省においても、「みんなの廃校」プロジェクトとして、未活用の廃校施設の情報や活用事例の提供などを行っています。御検討に際して御活用ください。

廃校施設の有効活用については、以下URLを御参照ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1296809.htm

(お問合せ先)

大臣官房文教施設企画部施設助成課
TEL:03-6734-4111(内線2464)

□【お知らせ】「諸外国の教育統計」平成27(2015)年版を文部科学省ホームページにて公表


〔生涯学習政策局参事官(連携推進・地域政策担当)付〕

文部科学省では、平成28年1月19日、「諸外国の教育統計」平成27(2015)年版を文部科学省のホームページ(※国立国会図書館ホームページへリンク)別ウィンドウで開きますに公表しました。これは、日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の教育状況を統計データによって示したものです。我が国の教育を考える際の基礎データとして御利用ください。

(お問合せ先)

生涯学習政策局
参事官(連携推進・地域政策担当)付
TEL:03-5253-4111(内線2267)

□【お知らせ】伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストの募集

〔大臣官房総務課広報室〕

本年5月26日(木曜日)から27日(金曜日)まで行われる「伊勢志摩サミット」の開催に伴い、「世界に届けたい日本」フォトコンテストの募集について内閣官房内閣広報室から連絡がありましたので、お知らせします。

◇◇◇お知らせ◇◇◇〔内閣官房内閣広報室〕
伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストを実施中です。
ネイチャー・カルチャー・ライフ部門とスマホ部門に分かれ、最優秀賞には内閣総理大臣賞が贈呈されます。
また、入賞作品は、写真集に掲載されるとともに、伊勢志摩サミット等の機会にサミット関連会場などで展示される予定です。
風景、暮らし、文化など、世界に発信したい日本の魅力を写真に撮ってお送りください。
募集締切りは2月14日(日曜日)です。応募はこちらからどうぞ。

(お問合せ先)

大臣官房総務課広報室
TEL:03-5253-4111(内線:2928)

□【お知らせ】平成27年12月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介

〔生涯学習政策局情報教育課〕

文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、併せて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。

平成27年12月の文部科学省選定作品(学校教育教材等)の紹介
※以下、文部科学省特別選定を「特別選定」、文部科学省選定を「選定」として、【作品名】/申請者/利用対象の順に記載しています。

○紙芝居(選定)
・【ゆきぐにからきた ラッセルくん】/株式会社童心社/幼稚園等/幼児向き

○DVD(選定)                  
・【音楽劇「君よ 生きて」 2015全国ツアー】/株式会社蒼龍舎 龍平カンパニー/成人向き
・【突然、高熱が・・・感染拡大 その症状と予防策】/株式会社映学社/成人向き

○ブルーレイ(選定)
・【福田敬子 -女子柔道のパイオニア】/株式会社パンドラ/少年向き/青年向き/成人向き

(お問合せ先)

生涯学習政策局情報教育課
メディア係
TEL:03-5253-4111(内線2417)

□【シリーズ】「地域による学校支援活動」マナビー・メールマガジン掲載

〔生涯学習政策局社会教育課〕

地域力を生かした学校支援と、学校力を生かした地域づくりでつくる新しい公共型学校

(島根県江津市)

江津市の高角小学校では、「子供のために」という視点で地域の方々をつなぎ、学校を核として体系的な活動を展開しています。高角小学校の校区は二つの地域にまたがっているため、それぞれの地域にコーディネーターを配置し、ボランティアを募っています。そのため、学校が地域融合の場となっています。
家庭科のミシン学習・調理実習を中心とした授業補助、放課後に行われるロボット教室や英会話教室等、地域力を生かした学校支援活動が実施されています。特に、県の学習プリント配信システムを活用した学習支援が、校区内のそれぞれの公民館・地域コミュニティ交流センターで土曜日と長期休業中に開催されており、学校・教育委員会と連携した地域の活動として定着してきています。
多様な世代が学校支援活動に関わるようになり、平成25年度中に事業に関わった地域の方はのべ1,000人を超えました。地域で子供の成長を支援する機運が醸成され、支援に関わる地域の方々のつながりも豊かになっているとともに、学校支援活動の取組内容が公民館での大人向けの講座に発展するなど、地域へも波及しています。

(お問合せ先)

生涯学習政策局社会教育課
地域・学校支援推進室
TEL:03-5253-4111(内線3260)
URL

□【 発刊 】「教育委員会月報1月号」について

〔初等中等教育局初等中等教育企画課〕

文部科学省が発行しております「教育委員会月報」について、1月号の内容を御紹介します。

【教育委員会月報1月号】
■文部科学大臣年頭の所感
■特集 平成27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について
■事業紹介
・新教育委員会制度と地方教育行政リーダーの育成課題(3)
・平成27年度都道府県・指定都市新任教育委員研究協議会におけるパネルディスカッションについて
・平成27年度市町村教育委員会研究協議会(第1ブロック)の開催について
■シリーズ 地方発!我が教育委員会の取組
新規採用事務職員を対象としたメンター制度の導入
<広島県教育委員会>
■シリーズ 学校、地域が活性化!地域とともにある学校づくり
「事務の共同実施」の成果と展望
<山口県教育委員会教育長>
■お知らせ
・第25回全国産業教育フェア三重大会
専門高校等の生徒による学習成果発表の祭典 さんフェアみえ2015
・文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報の実施
~文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示
【弘前大学・浜松医科大学・九州歯科大学・日本原子力研究開発機構】~
■ひとりごと

掲載先:教育委員会月報(※文部科学省ホームページへリンク
(文部科学省ホームページ>白書・統計・出版物>出版物>教育委員会月報)
購読のお申込先は、上記のページを御覧ください(発行所名:第一法規株式会社)。

(お問合せ先)

初等中等教育局初等中等教育企画課
教育委員会係
TEL:03-5253-4111(内線4678)

□【 発刊 】月刊「初等教育資料」1月号の発刊について

〔初等中等教育局教育課程課〕

「初等教育資料」では、新しい教育課題と基礎的な教育課題の双方を取り上げて毎号二つの特集を組み、学校現場の教育実践に役立つ情報をいち早く発信しています。小学校や幼稚園の先生方はもちろん、教育行政に携わる方などの取組を幅広くサポートします。平成27年度の年間テーマは、「学習指導要領に基づく教育活動の総点検」です。
1月号の特集及び主な内容を御紹介します。

<特集1>「低学年の子供の発達と教育活動」
  特集1では、幼児教育と小学校教育の円滑な接続を視野に入れた教育課程の編成や、幼児期から低学年の子供の発達の段階、学びの特性を踏まえた総合的な指導方法などを重視した教育活動の在り方について考察しています。

<特集2>「創造的な技能を育てる」
    特集2は、図工の特集となっており、「創造的な技能を育てる」をテーマとしています。論説で創造的な技能を育てる上でのポイントを述べ、座談会で課題と改善策についての話を伺っています。そして、創造的な技能に着目した低・中・高学年の具体的な事例紹介しています。

<巻頭言・子供と教育>
「未来を切り拓く力を育てる教育活動の推進」
・・・・国立大学法人福島大学 理事・副学長 三浦浩喜

<教育の扉>
「伝統文化としての盆栽の継承」
・・・・盆栽 清香園5代目/彩花流盆栽家元 山田香織

その他連載記事を多数掲載しています。

掲載先:初等教育資料(※文部科学省ホームページへリンク
(文部科学省ホームページ>白書・統計・出版物>出版物>初等教育資料)

(お問合せ先)

初等中等教育局教育課程課
教育課程第一係
TEL:03-5253-4111(内線2903)

□【 発刊 】月刊「中等教育資料」1月号発刊について

〔初等中等教育局教育課程課〕

本誌は、中学校及び高等学校における教育の充実を図るため、教育課程や学習指導をはじめ、中等教育をめぐる諸課題について、参考となる考え方や実践事例、教育行政に関する情報や全国の教育事情などの最新の情報を紹介している月刊誌です。

1月号は今月1日に発刊しておりますが、本号の特集及び主な内容は次のとおりです。

<特集>1 芸術教育の充実
    芸術教育では、生徒一人一人がそれぞれの興味・関心や個性を生かして、芸術と幅広く、かつ、主体的に関わっていく活動が重視されている。このような活動を通して、生徒が芸術に対する自分の価値意識をもち、それらを広げ、創造的に表現したり鑑賞したりする能力を高めていくことは、自立した人間として、他者と協働しながら、新たな価値を創造する力の育成に寄与するものである。
    そこで本号では、学校における芸術教育の実践例を取り上げながら、その一層の充実について考える。

<提言> 人間が共通にもっているものの理解をめざして
~多音楽教育の観点から~
<実践研究> 宮城県の芸術教育の充実を図る取組
<実践研究> 芸術教育の充実を図る取組

<特集>2 健康に関する指導の充実
    学校における健康に関する指導は、生涯を通じて自らの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育てる上で重要な役割を果たすものである。このため、文部科学省では、「『生きる力』を育む中学校保健教育の手引き」(平成26年3月)、「『生きる力』を育む高等学校保健教育の手引き」(平成27年3月)を作成、配布するなど学校の教育活動全体で保健教育を推進するための施策を実施している。
    そこで本号では、保健教育の充実を図った具体的な事例を取り上げ、生涯を通じて健康な生活を送る基礎を培うことを目指した指導の方向性を探る。
<解説> 健康に関する指導の充実
<実践研究> 健康教育を推進する授業の充実
<実践研究> 健康教育を推進する授業の充実
-“近未来”を見据え、「労働と健康」を考える保健学習の取組-

掲載先:中等教育資料(※文部科学省ホームページへリンク
(文部科学省ホームページ>白書・統計・出版物>出版物>中等教育資料)

(お問合せ先)

初等中等教育局教育課程課
教育課程第三係
TEL:03-5253-4111(内線2076)

□【連載】地方教育行政実務研修生によるリレートーク81

文部科学省には、各都道府県や市町村の教育委員会、学校等に所属されている教職員等が、国の文部科学行政、特に初等中等教育行政に携わる研修制度があります。
本リレートークは、この研修制度により文部科学省で活躍されている教職員等に、文部科学省での職務内容や日頃考えていることなどを率直に語っていただくリレー形式のコーナーです。
第81回は、初等中等教育局財務課の久利知光さんです。

「魂を込める」

初等中等教育局財務課
定数企画係
久利 知光(香川県教育委員会)

「うどん県」それだけじゃない「香川県」より、研修に来させていただいている久利です。こちらに来てから早一年が経(た)とうとしていますが、昼食はほぼ「うどん」を食べて過ごしています。香川では、決して珍しいことではありませんが、それくらいうどんが大好きです。昨年度までは、香川県教育センターで2年間、指導主事として勤務していました。主に全国学力・学習状況調査や香川県独自の学習状況調査の結果分析の仕事を担当していました。それ以前は、小学校教員として18年間勤務していました。理科が専門ですが、ここ十数年は生活科、総合的な学習に興味をもって研修をしています。
さて、今回のリレートークの題名は、「魂を込める」としました。一体何のこと?とお思いになったと思います。この言葉は、教員生活18年のうち半分以上を過ごした香川大学教育学部附属高松小学校時代の先輩から頂いた言葉です。授業をつくる際に、指導案を作成したり、教材や板書計画、発問計画を練ったりしているときに使用される言葉です。使い方は讃岐弁でこうです。「この指導案、魂込もっとん?」。授業づくりを終えようとしている頃に言われると、簡単に授業づくりをやめるわけにはいかなくなります。「体裁を整えるだけではなく、創り出すものの中に魂が宿るほどの思いや願いをしっかりともてているのか」と問いかけているのです。この言葉を聞き、よりいい授業をつくろうと日々、深夜まで取り組んでいたのを思い出します。
今でも香川大学教育学部附属高松小学校に残っている言葉だと聞いています。1年間の取組の成果物として毎年作成する研究紀要の背表紙にもこの言葉が刻まれています。「TAM」のように、1冊の研究紀要につき、アルファベット3文字のコードが刻まれていきます。今年度は、「KYU」のコードが刻まれたそうです。これまでの研究紀要を並べると、背表紙のコードが「TAM」「ASI」「KOM」「ETA」「KEN」「KYU」(魂込めた研究)と読めるようになっているのだそうです。研究図書等を発刊する年は、研究紀要を作成しないので、10年以上かけて刻まれ続けました。「魂を込める」とは、そのような言葉なのです。
私も「学校現場の先生方は、魂を込めて授業づくりに日々邁進(まいしん)しているのだから、自分も教育行政を担うものとして,できることをしっかりとやりたい」という思いをもって過ごしています。そのような中での文部科学省での研修は、大変刺激的でした。まさに、「魂を込める」職場だったからです。私は、研修生として、前期は教育課程課、そして後期は財務課に所属させていただきました。教育課程課では、今まさに次期学習指導要領改訂に向けて取り組んでいます。新しい教育の方向性を巡って熱い議論が日々、昼夜を問わず交わされています。学習指導要領に魂を込める作業をされているのです。また、財務課は、私たちの教育環境をよりよいものにしようと、教員定数を少しでも確保するために戦っている現場です。私たち教員の目線に立った議論が日々交わされています。文部科学省の研修では、このような、まさに「魂を込める」過程を共有させていただくことができました。この経験は私にとって何よりの財産となりました。自分自身も「魂を込めた」仕事ができるよう、日々精進していきたいと思います。

次回のリレートークの担当は、同じく財務課定数企画係所属、宮城県教育委員会からの研修生で、私の日々の昼食の友、また、最近ウイスキーを嗜(たしな)み始めた石川竜平さんです。

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-- 登録:平成28年04月 --